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2026/04/12

【海コン業界ニュース】04/12 まとめ

今日のニュース

1. ホルムズ海峡の機雷除去に向け米軍が作戦を開始、安全航路の公開を予告

国際海運

米中央軍は4月11日、イラン革命防衛隊が敷設した機雷の除去に向けホルムズ海峡に軍艦2隻を通過させ、「安全航路の確保に向けた条件整備を開始した」と発表した。クーパー中央軍司令官は「新たな航路を確立し、商業航行の自由な流れを促すため海運業界に安全な経路を近く共有する」と述べた。イランの機雷敷設艦はすべて撃沈済みとされ、米イラン間の停戦交渉もパキスタンで始まっているが、海峡の完全な安全回復までの時間軸は不透明で、コンテナ船の運航正常化にはなお時間を要する見通し。
https://gcaptain.com/us-military-setting-conditions-to-clear-mines-from-strait-of-hormuz/

2. ホルムズ海峡封鎖の新局面――停戦成立も800隻超が滞留、海運危機は継続

国際海運

2週間の米イラン停戦によりホルムズ海峡はわずかに通航が再開されたものの、依然として約800隻の船舶が滞留しており、イラン側の指揮系統の損傷や双方の合意解釈の相違もあって、世界的な海運危機は収束にはほど遠い状況にあるとContainer Newsが報じている。
(英語)https://container-news.com/the-strait-of-hormuz-has-entered-a-new-phase-of-its-administered-closure/

3. フィーダー・中型コンテナ船の新造発注が相次ぐ、中国造船所に集中

国際海運

独Peter Dohle(ドイツの船主)が3,100TEU型2隻を成西造船所に発注したほか、ギリシャのVenergy Maritimeが1,900TEU型2隻を追加発注し計6隻体制に、Erasmus Shipinvest Groupも1,800TEU型2隻を契約した。中国のZhonggu Logistics(中谷物流)は武漢青山造船所で最大10隻の1,800TEU型を計画しており、地域内・アジア域内航路向けの中小型船への投資意欲が依然として旺盛であることが示された。
(英語)https://container-news.com/multiple-owners-place-new-container-vessel-orders/

4. ONEがイベリア半島とバルト海を直結する新サービス「IBX」を開設へ

国際海運

ONE(Ocean Network Express)は、ポルトガルとバルト海地域を結ぶ新航路「Iberia Baltic Express(IBX)」を2026年5月に開始すると発表した。レイションイス、リスボン、サウサンプトン、ロッテルダム、グダンスク、リガ、クライペダ、グディニア、ブレーマーハーフェンを週1便で巡航し、南欧と北欧間の接続性強化とスケジュール信頼性の向上を図る。日本発の欧州向け貨物の接続先選択肢が広がる可能性がある。
(英語)https://container-news.com/ocean-network-express-launches-iberia-baltic-express-service/

5. 港湾労組の夜間荷役拒否、開始を4月20日以降に1週間延期

国内陸送

全国港湾労働組合連合会と全日本港湾運輸労働組合同盟は4月9日、日本港運協会との第4回中央港湾団体交渉を実施した。両労組は4月13日からの無期限夜間荷役拒否を通告していたが、春闘における最低賃金や福利厚生基金などの回答に「一定の前進」があったとして、開始時期を4月20日以降に1週間延期した。ただし要求が完全には満たされていないとしており、交渉決裂の場合はコンテナターミナルの夜間稼働停止による深刻な滞貨が懸念される。
http://www.logi-today.com/937480

6. 電源不要で最長10年稼働のGPS端末がトレーラー動態管理に対応

国内陸送

ドコマップジャパンは、ORBCOMM製のGPS端末「GT 1220」および「CT 1000」をトレーラー動態管理サービス「ドコマップトレーラ」に対応させたと発表した。太陽光パネルと大容量バッテリーを内蔵し外部電源が不要で、GT 1220は最長10年間メンテナンスフリーで稼働する。走行中は15分間隔で位置情報を送信し、車載電源を持たないトレーラーやコンテナシャシーのリアルタイム追跡を可能にする。ドレージ事業者にとってシャシー管理の効率化が期待される。
https://fullload.bestcarweb.jp/news/391518

7. 特装車・トレーラーの納期遅延が拡大、中東情勢による塗装用溶剤の供給不足で

その他

極東開発工業と日本トレクスが4月10日、中東情勢に伴う製品供給への影響を公表した。先行して影響を発表したパブコ、日本フルハーフに続く動きで、架装業界全体に塗装材料不足が広がっている。不足しているのは塗料そのものではなく有機溶剤(シンナー)で、原料のナフサは日本の輸入量の74%が中東産であり、2月末からのホルムズ海峡実質封鎖が供給途絶の原因。4月1日施行の改正物流効率化法に基づくCLO設置義務と車両更新計画にも影響を及ぼしかねない。
http://www.logi-today.com/937466

8. 帝国データバンク調査:中東危機で96.6%の企業がマイナス影響、4割超が半年以内の事業縮小を視野

その他

帝国データバンクが4月3〜7日に実施した調査(回答1,686社)で、中東情勢による原油高騰でマイナス影響があると回答した企業が96.6%に達した。影響の内訳は車両燃料費上昇73.4%、原材料価格上昇66.7%、物流・輸送費上昇62.0%。原油高が続いた場合に半年未満で本業の大幅縮小に至るとした企業は43.8%に上り、1年以上持ちこたえられるのは18.3%にとどまった。運輸・倉庫業では55.9%が燃料調達自体の困難を訴えている。
http://www.logi-today.com/937470

今日のまとめ

ホルムズ海峡では米イラン間の停戦交渉が始まり機雷除去作戦も開始されたものの、800隻超の船舶滞留が続いており、海峡封鎖の影響は国内でも塗装用溶剤の供給途絶やほぼ全企業に及ぶ原油高騰打撃として深刻化している。一方、供給網の構造的な変化に備える動きとして、中国造船所へのフィーダー船発注の集中やONE(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス)による欧州域内新航路の開設など、中長期を見据えた投資・ネットワーク再編は引き続き活発である。国内では港湾労組の夜間荷役拒否が1週間延期されたものの交渉妥結には至っておらず、海峡危機と重なる形で物流の混乱リスクがくすぶっている。
※ 週末は業界メディア・政府機関の配信が少ないため、本日は掲載本数が通常より少なくなっています。


ここ1週間のまとめ

ホルムズ海峡の事実上の封鎖が5週間を超え、米国とイランの停戦合意後も主要船社が通航再開に慎重な姿勢を崩さず、迂回運航の常態化と燃料費高騰を背景にコンテナ運賃が上昇基調を強めた一週間だった。アジア域内運賃指数の28%急騰やマースク・ハパックロイドによるサーチャージ引き上げに見られるように、中東の混乱が世界のコンテナ輸送コストを多方面から押し上げている。さらにスエズ運河の大型船向け通航料割引の停止やエルニーニョによるパナマ運河の水位低下リスク再浮上など、主要海上交通路が同時に不安定化する異例の構図となっている。一方で、エバーグリーン(台湾の大手コンテナ船社)の約3,000億円規模の超大型船発注やCOSCO(中国遠洋海運集団)のLNG二元燃料船発注など、中長期の船腹拡大投資は活発に続いている。国内では自動運転トレーラーの公道実証や特定技能制度による外国人ドライバー導入が具体化し、深刻な担い手不足への対応策が前進したほか、国土交通省による物流効率化補助金や改正物流効率化法の審議入りなど制度面の整備も加速している。

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