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2026/07/27

【海コン業界ニュース】07/27 まとめ

今日のニュース

1. フーシ派の脅威継続、タンカーがバブ・エル・マンデブ手前でUターン

国際海運

香港船籍の超大型タンカーがバブ・エル・マンデブ海峡手前でUターンし、紅海への進入を断念した。フーシ派の攻撃リスクが依然解消されておらず、スエズ運河経由の主要航路は商船が通航困難な状態を維持している。コンテナ船各社は喜望峰迂回を継続せざるを得ず、運賃・所要日数の高止まりが長期化している。
https://gcaptain.com/saudi-arabia-bound-supertanker-u-turns-before-houthi-chokepoint/

2. ブランクセーリング戦略が構造変化、コンテナ海運の需給調整が常態化へ

国際海運

Sea-Intelligenceの分析が、コンテナ船社のブランクセーリング(欠便)戦略に構造的転換が起きていることを示した。従来は需要低迷期の臨時措置だったが、現在は常態的な需給調整ツールとして定着しつつある。荷主側には供給の予測可能性低下とスペース逼迫リスクをもたらしており、輸送計画に影響する重要な動向だ。
(英語)https://container-news.com/sea%e2%80%91intelligence-structural-shift-in-blank-sailing-strategies/

3. SITCが中国・ベトナム・マレーシア間の3航路を再編、新配船体制を導入

国際海運

SITCが中国・ベトナム・東マレーシアを結ぶ3航路を再編し、新たな配船体制を導入した。アジア域内航路に特化する同社が需要動向や寄港効率を踏まえてネットワークを最適化したものとみられる。東南アジア発着コンテナを扱う荷主・フォワーダーは利用可能サービスの変更を確認する必要がある。
(英語)https://container-news.com/sitc-restructures-china-vietnam-malaysia-service-network/

4. 招商港務が2026年上半期に前年比4.5%増の7,830万TEUを達成

国際海運

招商港務が2026年上半期に7,830万TEUを取り扱い、前年同期比4.5%増を達成した。世界各地で主要港を運営する同グループの実績は、グローバルなコンテナ需要が堅調に推移していることを示す。日本発着幹線航路を支える中国港湾の数字として、今後の運賃・スペース動向を読む上での重要な参考値となる。
(英語)https://container-news.com/china-merchants-ports-grows-container-volumes-by-4-5-in-first-half-of-2026/

5. ウクライナ・オデーサ沖でロシア軍の攻撃を受けた貨物船が沈没

国際海運

ロシア軍の攻撃を受けた国際貨物船が、ウクライナ黒海のオデーサ沖で攻撃から約1週間後に沈没した。黒海での商船への軍事的脅威が依然解消されておらず、同海域を航行するリスクが改めて明確になった。コンテナを含む貨物輸送において黒海航路の危険性が続いており、同海域経由の輸送保険料や航路選択に影響が出ている。
https://gcaptain.com/vessel-sinks-a-week-after-being-struck-by-russian-fire/

6. 南シナ海でベトナム船籍の船舶が沈没、17人が行方不明のまま捜索継続

国際海運

ベトナム船籍の船舶が南シナ海で沈没し、45人が救助された一方で17人が行方不明のまま捜索が続いている。南シナ海はアジア発着コンテナ航路が集中する海域であり、事故原因の究明と再発防止が注目される。海難事故が多発する状況は同海域の航行安全リスクを高め、コンテナ船社の保険コストや航路計画に影響しうる。
https://gcaptain.com/17-missing-after-vietnamese-vessel-sinks-in-south-china-sea/

7. 国交省がトラック適正原価制度の設計へ初の有識者検討会を開催

政治・行政

国土交通省がトラック適正原価制度の設計に向けた初の有識者検討会を開催した。改正トラック事業法(2025年6月公布)が3年以内の施行を定めており、業界初の事実上の「最低運賃」制度化に向けた本格議論が始まった。海コン陸送を含むトラック事業者の運賃底上げに直結する政策であり、荷主との交渉環境が大きく変わる可能性がある。
https://fullload.bestcarweb.jp/news/393489

今日のまとめ

紅海・黒海・南シナ海の3海域で商船への安全リスクが同時進行しており、迂回航路の長期化や保険コストの上昇など、海上輸送環境の不安定さが際立った。一方、招商港務(世界各地で主要港を運営する中国系港湾グループ)が2026年上半期に前年比4.5%増のコンテナ取扱量を達成しており、地政学的リスクの高まりにもかかわらずグローバルな需要自体は底堅く推移している。コンテナ船社によるブランクセーリング(欠便)が需給調整の常態的手法として定着しつつある状況も重なり、荷主・フォワーダーにとってはスペース確保の予測が一層難しくなる局面が続いている。
※ 週末は業界メディア・政府機関の配信が少ないため、本日は掲載本数が通常より少なくなっています。

この記事はAIが外部ニュースソースから自動収集・要約したものです。正確な情報は各元記事をご確認ください。


ここ1週間のまとめ

ホルムズ海峡での米・イラン衝突やフーシ派(イエメンの武装勢力)による紅海・サウジ攻撃、黒海での船舶被弾が重なり、主要海上交通の要衝が同時に不安定化する異例の局面が続いた。南シナ海でも中国とフィリピンの衝突が相次ぎ、アジア発幹線航路を取り巻くリスクは一段と広がった。船社各社はサーチャージ改定や寄港順変更で運航コスト上昇に対応する一方、コンテナスポット運賃は船腹供給の増加と需要の鈍化を受けて軟化基調にある。MSC(地中海海運会社)やハパックロイド(ドイツの大手コンテナ船社)、マースク(デンマークの大手海運会社)による航路網の再編・拡充が相次ぎ、北米・南米・アジア域内での配船最適化が進んでいる。米国の追加関税を受けた前倒し輸入の反動が懸念される一方、アジア造船所での新造発注とCOSCO(中国の国有海運会社)系港湾の取扱量増加から、中期的な輸送需要の底堅さも確認された。国内では川崎汽船が通期予想を上方修正し、港湾手続きのデジタル化や施設整備も政策として前進した。

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