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2026/05/19

【海コン業界ニュース】05/19 まとめ

今日のニュース

1. パナマ運河、6月のメンテナンス前に滞船懸念が拡大

国際海運

パナマ運河でガトゥンロック東側のドライチェンバーメンテナンスを6月に控え、通航容量低下への警戒から滞船が増加している。コンテナ船を含む各セクターで遅延と海上運賃上昇への懸念が高まっており、日本発北米東岸航路への波及も警戒される状況だ。
https://splash247.com/panama-canal-congestion-fears-grow-ahead-of-june-lock-maintenance/

2. CMA CGM、地中海発の運賃を改定へ

国際海運

CMA CGM(フランスの大手コンテナ船社)が地中海発の中東・紅海・極東向け航路でFAK(品目無差別)レートを改定する。需給とコスト動向を反映した料率設定とみられ、欧州・中東・アジア間の海上運賃トレンドを占う指標として注目が集まる。
(英語)https://container-news.com/cma-cgm-announces-new-fak-rates-from-mediterranean-to-middle-east-red-sea-and-far-east/

3. イラン、ホルムズ海峡通航にビットコイン保険制度を導入

国際海運

イラン政府がホルムズ海峡を通航する自国船社向けに、ビットコインを裏付けとする保険スキームを始動した。経済財政省の文書を基にFars通信が報じている。米国の制裁下で代替決済手段を確保し、海峡管理の制度化を進める狙いとみられる。
https://gcaptain.com/iran-launches-bitcoin-based-insurance-scheme-for-ships-crossing-hormuz/

4. VesselBot、コンテナ船社の排出量格差を指摘

国際海運

排出量分析企業VesselBotが2026年第1四半期の海運排出量レポートを公表した。船社間で輸送効率と排出原単位に大きな格差があると指摘している。脱炭素規制強化のなかで荷主の船社選定基準にも影響を与える内容だ。詳細は元記事参照。
(英語)https://container-news.com/vesselbot-report-highlights-emissions-gap-across-container-shipping/

5. TRC、構内3次元地図で自動運転基盤を整備

国内陸送

東京流通センター(TRC)とダイナミックマッププラットフォームが、TRC敷地内全域の高精度3次元地図データ整備を完了したと発表した。施設内での自動運転車両運用の基盤として活用し、構内物流の自動化と省人化を推進する方針だ。
https://www.lnews.jp/2026/05/s0518702.html

6. 国土交通省、港湾ロジスティクス強化策の取りまとめへ

政治・行政

国土交通省港湾局が20日、第4回「港湾ロジスティクスワーキンググループ」を開き、強化策の取りまとめ案を議論する。日本成長戦略本部が示す「危機管理投資」「成長投資」に位置付けられており、港湾機能の高度化と海コン物流の効率化が焦点となる。
http://www.logi-today.com/952054

7. ボルボ、米EPA2027対応の新型パワートレーンを発表

その他

ボルボ・トラックが米国の2027年大型車排ガス規制EPA2027に対応した新型エンジンと後処理装置を公表した。NOx排出量を約80%削減しつつ燃費を向上させる仕様で、北米向けほぼ全モデルが新規制に適合する見込みだ。日本市場での技術波及も注視される。
https://fullload.bestcarweb.jp/news/392244

今日のまとめ

パナマ運河の6月メンテナンスを控えた滞船拡大やCMA CGMの地中海発運賃改定など、国際海運では需給と運賃動向への警戒感が強まっている。国内では国土交通省による港湾ロジスティクス強化策の議論やTRC(東京流通センター)での自動運転基盤整備が進み、物流の高度化・効率化に向けた動きが目立った。脱炭素規制やEPA2027(米国の2027年大型車排ガス規制)対応など、環境対応を巡る船社・車両メーカーの取り組みも引き続き焦点となっている。


ここ1週間のまとめ

中東情勢の緊迫化、特にホルムズ海峡を巡る緊張が週を通じて海運業界の最大の懸念となり、パナマ運河の優先通航枠が1隻400万ドルと史上最高値に達し、ドリュワー(英海運調査会社)の世界コンテナ運賃指数も前週比12%急騰した。CMA CGM(仏)やMSC(スイス)がサーチャージ導入やFAKレート改定を相次いで実施する一方、ハパックロイド(独)は赤字転落、エバーグリーン(台湾)も純利益70%減と船社業績は明暗が分かれた。ボルチモア橋崩落事故では22.5億ドルの過去最大級の和解とシナジー・マリン(シンガポールの船舶管理会社)への刑事訴追が同時に動き、運航管理責任の追及が一段と厳しさを増した。脱炭素面ではデュアルフューエル船投資が累計1,800億ドル規模に達し、ONE(邦船3社統合のコンテナ船社)もLNG燃料船6隻を発注するなど船隊整備が進展した。航路網ではオーシャン・アライアンス(CMA CGM・COSCO等の船社連合)のマイアミ寄港追加や愛媛汽船の細島寄港新設など寄港地再編も活発であった。

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