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2026/06/13

【海コン業界ニュース】06/13 まとめ

今日のニュース

1. ロングビーチ港の5月コンテナ取扱量、輸入急増で過去3番目の高水準に

国際海運

米ロングビーチ港の5月のコンテナ取扱量は84万2030TEUとなり、5月としては過去3番目の高水準を記録した。関税を背景とした減速から一転し、輸入が前年比約40%増と大きく回復した。米国西岸の荷動き回復は日本発の輸出貨物にも追い風となる可能性がある。
https://gcaptain.com/port-of-long-beach-posts-third-busiest-may-on-record-as-imports-surge-40/

2. ロサンゼルス港、2026〜27年度のコンテナ取扱量を7%減と予測

国際海運

ロサンゼルス港の港湾委員会は2026〜27会計年度予算として34億ドルを承認したが、同港はコンテナ取扱量が前年比7%減の930万TEUに落ち込むと見込んでおり、隣接するロングビーチと並ぶ全米最大級のゲートウェイの先行きに不透明感が漂う。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/port-of-los-angeles-forecasts-7-container-volume-decline

3. CMA CGM、アジア発欧州・地中海航路にピークシーズン割増を導入へ

国際海運

CMA CGM(仏の大手コンテナ船社)は、アジア発の欧州および地中海向け貨物に新たなピークシーズン・サーチャージ(PSS、繁忙期割増料金)を導入すると発表した。運賃の上昇は荷主のコスト負担増につながり、アジア発航路全体の市況にも影響しうる動きとなる。
(英語)https://container-news.com/cma-cgm-announces-pss-from-asia-to-europe-and-mediterranean-trades/

4. 海運業界団体、ホルムズ海峡周辺での船員攻撃を一斉に非難

国際海運

世界の主要海運団体は、ホルムズ海峡周辺で相次ぐ商船への攻撃を共同で非難する声明を出した。一連の攻撃による船員の死者は14人に達しており、中東を経由する海上輸送の安全確保が深刻な課題となっている。コンテナ船を含む運航リスクの高まりが懸念される。
https://gcaptain.com/shipping-industry-condemns-attacks-on-seafarers-as-hormuz-death-toll-reaches-14/

5. ホルムズ海峡の緊張続く、米イラン和平合意への期待も浮上

国際海運

ホルムズ海峡では米国とイランの応酬が続き、オマーン沖でのタンカー攻撃で船員3人が死亡するなど海運市場の混乱が深まった。一方、トランプ大統領が早期の和平合意の可能性に言及したことで事態収拾への期待も高まっている。中東航路をめぐる今後の動向が注目される。
https://splash247.com/splash-wrap-trading-missiles/

6. 米運輸省、輸入コンテナの事前審査でサプライチェーン迅速化を狙う

国際海運

トランプ政権は、輸入コンテナを事前に審査してサプライチェーン上の手続きを効率化する新たなプログラムを公表した。通関や荷役の迅速化を通じて物流コストの削減を見込むもので、対米輸出を行う日本の荷主の貨物の流れにも関わってくる動きとなる。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/mid-term-money-saver-dot-wants-to-pre-screen-containers-to-speed-supply-chain

7. 国土交通省、港湾分野の国際貢献活動で初の港湾局長表彰を決定

政治・行政

国土交通省は、港湾分野における国際貢献活動を対象とした初の港湾局長表彰の受賞者を決定した。日本の港湾技術や知見を海外に展開する取り組みを評価するもので、国際協力を通じた日本の港湾分野のプレゼンス向上につながる施策として位置づけられる。
http://www.mlit.go.jp/report/press/port04_hh_000563.html

8. 米ヴェンティ、自動運転車によるコンテナ搬送が累計50万マイルを突破

その他

自動運転物流技術を手がけるヴェンティ・テクノロジーズ(米国)は、AIを活用した自動運転車両の累計走行距離が50万マイルを超え、搬送したコンテナ数も34万個に達したと発表した。港湾や鉄道ヤード、工場、倉庫でのコンテナ搬送の自動化が着実に進んでいる。
http://www.logi-today.com/963721

9. 重要鉱物の争奪が世界貿易を再編、海運にも新たな機会と課題

その他

国連貿易開発会議(UNCTAD)は最新の報告書で、エネルギー転換や先端技術に不可欠な重要鉱物の需要拡大が貿易の流れや産業政策、サプライチェーンを再編しつつあると指摘した。海運業界にとっても新たな商機とリスクの両面が生じるとの見方を示している。
https://splash247.com/critical-minerals-reshaping-global-trade-unctad/

今日のまとめ

ホルムズ海峡周辺での商船攻撃が相次ぎ、船員の死者が14人に達するなど中東航路の安全確保が深刻な課題となる一方、米イラン間の和平合意への期待も浮上し、緊張の行方が市況を左右する焦点となっている。米国西岸ではロングビーチ港の輸入が急回復した一方、ロサンゼルス港は来年度の取扱量減を見込むなど先行きの見方が分かれ、CMA CGM(仏の大手コンテナ船社)によるアジア発欧州航路への繁忙期割増導入も荷主のコスト負担増要因として加わる。自動運転搬送や重要鉱物をめぐる貿易再編など、物流の効率化と構造変化に向けた動きも着実に進んでいる。


ここ1週間のまとめ

この1週間は、米国の新関税を見据えた前倒し出荷とピークシーズンの早期化を背景に、SCFI(上海輸出コンテナ運賃指数)やDrewry WCI(英国海運調査会社による世界コンテナ運賃指数)などスポット運賃が軒並み急騰した。同時にイラン・イスラエルの軍事衝突やフーシ派による紅海脅迫、ホルムズ海峡の緊張が海運リスクを高め、COSCO(中国の大手コンテナ船社)やハパックロイド(ドイツの大手コンテナ船社)による燃料・ピークシーズン割増金の導入が相次いだ。一方でコンテナ船の発注残高が船腹量の39%と2010年以降の最高水準に達し、目先の需給逼迫と中長期の供給過剰という相反する力学が鮮明になった。MSC(スイス本拠の世界最大手コンテナ船社)の航路再編や極東発インド・アフリカ航路の組み替えなど、サービス網の見直しも進展した。脱炭素・DX面では原子力推進船やメタノール・バイオ燃料船、船員証書の電子化が前進する一方、国内では鉄道コンテナ取扱の8か月連続減や自動点呼による省人化が目立った。


海コン部会

6/15(月) PC18【植検作業予定時間】
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/615-pc18.html

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