業界ニュース
海上コンテナ業界の最新ニュースをAIが毎日自動収集・要約してお届けします。国際海運、国内港湾、国内陸送、政治・行政の動向をまとめてチェックできます。 毎朝7時頃に配信します。
サムスン電子(韓国の電機大手)がCMA CGM(フランスの海運大手)に対しコロナ禍の追加費用を巡り約1.86億ドルの賠償を米連邦海事委員会に申し立てるなど、荷主と船社の間で運賃・課金を巡る対立が表面化している。太平洋航路とアジア欧州航路で運賃格差が拡大する一方、マースクの新規サーチャージ導入やCMA CGMの欧州域内航路再編、コスコ(中国の海運大手)を中心とした幅広い船型での新造船発注が続き、船腹と運賃を巡る各社の駆け引きが活発化している。国内では造船業再生に向けた大型支援や運送原価の透明化、物流拠点不足への対応など、輸送体制を下支えする動きが並行して進んでいる。
2026年09月08日パナマ運河庁が予約制度の緩和や喫水制限見送りで輸送力確保に動く一方、アジア港湾の混雑や東アジアの台風連続上陸、黒海・ホルムズ海峡での軍事的緊張により、コンテナ船の定時運航率は5年ぶりの下げ幅を記録するなど輸送の不安定さが顕著である。太平洋航路の運賃は最高値圏で推移する一方、欧州航路は弱含みとなり航路間の採算格差が拡大、船隊輸送能力3400万TEU到達に伴う供給過剰懸念も強まった。COSCO(中国国有海運大手)やFESCO(ロシアの輸送大手)は荷動き増加にもかかわらず利益が急減するなど、量的拡大と採算確保の乖離が鮮明になっている。黒海周辺の攻撃を受けロシア寄港を停止する船社が相次ぐなど地政学リスクが航路網の縮小を招く一方、ジッダ港新ターミナルやNY/NJ港の脱炭素助成、原子力推進船研究など中長期のインフラ・脱炭素投資も着実に進んだ。国内では横浜港のデジタル受領開始や港湾工事の生産性向上策など、行政主導の効率化施策も継続している。総じて、地政学・自然災害由来の混乱と、供給拡大・脱炭素化に向けた投資という相反する潮流が同時進行した一週間であった。
2026年09月08日※ 各記事はAIによる要約です。詳細は元記事をご確認ください。
サムスン電子、CMA CGMに1.86億ドルの賠償請求 米FMCへ申し立て
サムスン電子アメリカが、内陸輸送やコンテナ課金を巡り海運法違反があったとして、CMA CGMに対し少なくとも1.86億ドルの賠償を求める申し立てを米連邦海事委員会(FMC)に提出したことが明らかとなった。荷主と船社間の課金慣行を巡る紛争が正式な行政手続きに発展した形である。大口荷主とキャリア間の料金透明性を巡る議論が今後さらに広がる可能性を示すものである。
出典:container-news.com
サムスン電子、CMA CGMに1.86億ドルのFMC提訴
サムスン電子アメリカが、コロナ禍のコンテナ逼迫期に発生した費用を巡り、CMA CGMに対し1億8600万ドル以上を求める申し立てを連邦海事委員会に提出した。前払いした内陸配送が完了しない一方で高額な費用を請求されたと主張しているという。荷主企業とコンテナ船社との間の運賃・追加費用を巡る対立が改めて表面化した事例といえる。
出典:splash247.com
太平洋航路とアジア欧州航路で運賃格差拡大、指標間でも強弱まだら
コンテナ船運賃の主要指標が最新週で分かれ、太平洋航路が相対的な強さを見せる一方、アジア欧州航路は軟化が続いている。SCFIとCCFIが上昇した半面、NCFIとフレイトス・ボルティック指数(海運各社の運賃を集計する指標)は下落し、指標間で方向性が割れているのが背景である。航路ごとの需給差が鮮明になっており、日本発着を含む海コン輸送の運賃見通しにも注意が要る。
出典:container-news.com
マースク、地中海・ダーバン航路で新規サーチャージ導入
海運大手マースクが地中海発北米向け輸出とアジア・中東発ダーバン向け貨物に新たな追加料金を導入すると発表した。地中海から米国・カナダ向けにピークシーズンサーチャージを設定し、ダーバン向け混雑料金の適用範囲も明確化するものである。運賃体系の複雑化は荷主のコスト管理や日本発着コンテナ輸送の運賃交渉にも波及しうる。
出典:container-news.com
CMA CGM、欧州域内航路網を再編へ
フランス船社CMA CGMが欧州域内のコンテナ航路網を再編し、PGEサービスの単独運航化や北西欧州の複数航路の統合・見直しを2026年10月から実施する予定である。共同運航体制の解消は需給調整や運航効率化を狙った動きとみられ、欧州域内フィーダー網の再編は域内輸送を担う海コン各社の配船計画にも影響を及ぼす可能性がある。
出典:container-news.com
T.S.ラインズ、コンテナ取扱量減も上半期は増収増益で純利益23%増
T.S.ラインズ(台湾の海運会社)が2026年上半期決算を発表し、コンテナ取扱量は前年同期比0.9%減の81万800TEUだったが、売上高は3%増、純利益は23%増となった。運賃や採算面の改善が数量の伸び悩みを補ったとみられる。荷動きが伸び悩む局面でも収益を確保できる体力が、コンテナ船各社の競争力を左右しつつある。
出典:container-news.com
コンテナ船の新規発注、1800~2万2000TEU級まで広範に
最新の受注動向として、1800TEUから2万2000TEUに及ぶ幅広い船型でコンテナ船の新規発注が相次いでいることが明らかになった。中国海運大手の中遠海運(コスコ)が最大規模の発注主となり、欧州や中東の船主、新興の中国船社も名を連ねている。船腹拡張が続く中、需給バランスや運賃動向への影響を注視する必要がある。
出典:container-news.com
スワイヤー・シッピング、プロジェクト輸送部門を本体ブランドに統合
シンガポール拠点のスワイヤー・シッピングが、専門部門スワイヤー・プロジェクツを11月付けで本体ブランドに統合すると発表した。同時に多目的重量物船6隻のうち4隻を取得し船隊増強も進める方針を示している。プロジェクト貨物とコンテナ輸送の機能一体化は、多目的船運航体制の再編動向として注視する必要がある。
出典:splash247.com
適正運賃算出モデル、無料公開で荷主との原価共有目指す
グリーンベル(川崎市の企業)が、トラック運送の適正原価と運賃の計算方法を示した論文を無料公開したと発表した。輸送費用を七項目に分解し、荷主が原価構造を理解しやすい形で示した点が特徴である。海上コンテナの陸送区間でも運賃と原価の透明化が進めば、適正な取引条件の形成に資する材料となり得る。
出典:www.logi-today.com
埼玉の物流拠点不足問題、仙台のパチンコ店活用が解決策として浮上
首都圏と東北・北陸を結ぶ交通の要衝である埼玉県で、トラックドライバーの労働時間規制強化に伴う休憩場所不足が課題となっている。2024年問題を背景に物流現場が構造的な壁に直面しており、遊休施設の活用など新たな対応策が模索されている状況である。休憩場所確保の動向は、幹線輸送を担うコンテナ輸送の運行効率にも影響しうる論点である。
出典:www.logi-today.com
日本政府、造船業再生へ第1弾支援 今治造船など3グループに1300億円超
日本の国土交通省が造船業再生基金の第1弾案件を承認し、今治造船・ジャパンマリンユナイテッド・名村造船の3グループに最大2131億円を投じる計画である。政策方針から大規模な設備投資実行へと段階が移った形であり、老朽化した建造能力の刷新を狙った動きとみられる。国内造船能力の拡大は新造コンテナ船の供給余力にも波及し得るため、海コン業界の船腹計画にも関わる話である。
出典:splash247.com
マイアミ国際空港、アマゾン航空の貨物機事故で滑走路2本が閉鎖続く
米マイアミ国際空港でアマゾン航空(Amazon Air)の貨物機事故が発生し、月曜時点でも滑走路2本の閉鎖が続き空港運用が制限されている。事故原因の調査と現場の復旧作業が並行して進められている段階である。空港拠点の物流網に依存する海上コンテナ輸送にとっても、内陸接続の遅延要因として注視すべき事案となる。
出典:www.freightwaves.com
東アジアの台風連続発生、港湾混雑と船舶遅延を深刻化
東アジア各地で台風が相次いで上陸し、コンテナ輸送の混乱と港湾運営・船舶スケジュールへの圧迫が広がっている。海運大手マースクによれば2026年の台風シーズンは平年を上回る活発さを記録しており、短期間での複数上陸が浸水や混雑、遅延を招いているという。台風シーズン終盤まで同地域発着のコンテナ航路では遅延リスクへの警戒が求められる。
出典:container-news.com
ロシア寄港停止、黒海リスクで欧州船社に拡大
黒海周辺の商船に対する攻撃が相次いだことを受け、トルコ船社アルカス(Arkas)とアッコン・ラインズ(Akkon Lines)がロシア向け全港湾への寄港を停止した。両社の対応は地中海海運会社(MSC)やロシア極東船社(FESCO)によるノヴォロシースク寄港停止に続くものである。ロシア関連航路のコンテナ輸送網は一段と縮小し、迂回・代替輸送の検討が広がる見通しである。
出典:container-news.com
イラン、ホルムズ海峡でタンカー攻撃 米との応酬激化
イランがホルムズ海峡の無許可航路を通過したタンカー3隻などを標的にしたと発表した。米国との軍事衝突が続く中、両国間で船舶への攻撃が応酬される事態となっている模様である。同海峡は原油輸送の要衝でもあり、迂回や保険料上昇を通じてコンテナ船の運航にも影響が及びかねない。
出典:gcaptain.com
ドローン被弾のコンテナ船「RMS Team」、全損認定
1100TEU積みのコンテナ船「RMS Team」が、火災被害の拡大を受けて修理不能な全損と認定された。同船はロシアのノヴォロシースク港へ向け黒海を航行中の8月21日にドローン攻撃を受け、火災発生により乗組員が退船を余儀なくされている。黒海航路を利用するコンテナ船の安全確保が改めて課題として浮かび上がる事例といえる。
出典:container-news.com
COSCOシッピング、2026年上半期は増収減益 コンテナ荷動き8%増でも純利益34%減
COSCOシッピング・ホールディングスの2026年上半期決算で、コンテナ取扱量が前年比8%増の1428万TEUに拡大した一方、グループ純利益は前年比34%減の134億元にとどまった。傘下のCOSCOシッピング・ラインズとOOCLの荷動き増加が業績を下支えする中、運賃水準の低下が採算を圧迫した形で、荷動き増でも収益確保が難しい市況環境を映す結果となっている。
出典:container-news.com
CMA CGM、10月からFAK運賃と各種サーチャージを改定
フランスの海運大手CMA CGMが2026年10月1日付で複数航路の運賃・サーチャージを見直すと発表した。南米東岸発のFAK(基本運賃)新設に加え、他航路では運賃回復措置(RRI)や繁忙期割増(PSS)も導入される予定である。荷主にとっては秋以降の輸送コスト見通しに直結する動きとなり、海コン各社の運賃戦略にも影響を与えるとみられる。
出典:container-news.com
FESCO、上半期コンテナ取扱量22%増も利益は急減
ロシアの輸送大手フェスコ(FESCO)が2026年上半期にコンテナ取扱量を前年同期比22%増の37.7万TEUへ伸ばした一方、利益は大きく落ち込んだ。物流収益は8%増加したものの、コスト増などが利益を圧迫したとみられる。数量拡大が必ずしも収益改善に直結しない構図は、他のコンテナ船社にとっても収益管理上の教訓となり得る。
出典:container-news.com