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2026/05/29

【海コン業界ニュース】05/29 まとめ

今日のニュース

1. ホルムズ海峡危機が深刻化、米軍攻撃と商船の通行断念相次ぐ

国際海運

ホルムズ海峡危機が発生から100日近くに迫り急速に悪化している。米軍がイラン・バンダルアッバスの標的を攻撃する一方、イランはクウェート方面にドローンと弾道ミサイルを発射、少なくとも4隻の商船が通航を断念して引き返す事態となっている。
https://splash247.com/hormuz-crisis-enters-dangerous-new-phase/

2. 米イランが停戦延長で大筋合意、トランプ大統領の承認次第で正式化へ

国際海運

米国とイランが停戦を延長することで大筋合意に達したとロイター通信が報じた。最近の攻撃応酬の後の動きで、トランプ大統領による承認を待つ段階となっている。実現すれば中東海域の通航リスク低減につながり、コンテナ船航路の正常化期待が広がる可能性がある。
https://gcaptain.com/report-says-iran-and-u-s-reach-outline-ceasefire-deal-after-latest-attacks/

3. 米財務省がイラン関連海運網に新制裁、タンカー運航・仲介業者を対象

国際海運

米財務省はイランの石油・石化製品輸送に関与したとされる海運会社、タンカー運航業者、商業仲介業者などのネットワークを標的とする新たな制裁を発表した。違反船社の運航や用船判断に影響を及ぼす可能性があり、世界の海上輸送網にも波紋が広がる。
https://gcaptain.com/u-s-targets-iran-shipping-network-with-new-sanctions/

4. トランプ大統領、ホルムズ海峡のイラン・オマーン共同管理案を否定

国際海運

トランプ大統領は、イランとオマーンがホルムズ海峡の航行を共同管理するという停戦合意の一環があるとの報道を水曜日に否定した。合意成立が依然見通せないことを示しており、中東情勢の不透明感からコンテナ船航路の不確実性が続く形となっている。
https://gcaptain.com/trump-threatens-oman-as-hormuz-deal-remains-elusive/

5. マースク、危険な中東海域を自社船が通航したとの報告を否定

国際海運

コンテナ船最大手マースク(デンマーク船社)は、自社の船舶が紛争で混乱している中東の海運ルートを最近通航したというコンサルタント会社の報告内容を今週反論し否定した。航路選択に対する船社の慎重姿勢が改めて浮き彫りとなっている。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/maersk-denies-report-its-vessel-transited-dangerous-mideast-route

6. PIL会長SSテオ氏が一時離任、米司法省のカルテル訴訟と対峙へ

国際海運

シンガポール拠点の中堅コンテナ船社PIL(パシフィック・インターナショナル・ライン)の創業者一族で会長を務めるSSテオ氏が、米司法省によるコンテナ船社カルテル疑惑との対決に専念するため、会長兼取締役を一時離任すると発表した。
https://splash247.com/container-cartel-case-forces-pil-chairman-to-step-aside/

7. 英裁判所、コンテナ船ソロングのタンカー衝突事故で責任制限を容認

国際海運

ロンドンの英アドミラルティ裁判所は、2025年のコンテナ船ソロングとタンカー、ステナ・イマキュレートの衝突事故に関し、ソロング船主側の賠償責任額を制限できるとの判断を下した。海事業界が注目していた判決で、責任制限制度の堅牢性が改めて確認された格好だ。
https://gcaptain.com/uk-court-upholds-virtually-unbreakable-liability-shield-in-solong-stena-immaculate-collision/

8. バレンシア港と寧波港が脱炭素航路協定の実施合意書に署名

国際海運

スペインのバレンシア港と中国の寧波港が、両港間を結ぶグリーンコリドー(脱炭素化された海運航路)の実施に向けた具体的な合意書に署名した。基幹航路の脱炭素化に向けた実装段階への前進で、欧州・中国間のコンテナ航路全体にも波及が予想される。
(英語)https://container-news.com/valenciaport-and-port-of-ningbo-advance-green-corridor/

9. 船舶燃料価格が世界的に下落、中東和平期待が下押し要因に

国際海運

2026年第22週、世界の船舶燃料(バンカー)市場は中東情勢の沈静化期待を背景に下落した。原油市況の落ち着きが反映された形で、コンテナ船社の燃料コスト負担が一時的に和らぐ可能性が出ており、運賃や燃料サーチャージへの影響が注目される。
(英語)https://container-news.com/global-bunker-market-declines-amid-middle-east-peace-prospects/

10. STBがUP・NS鉄道合併申請を条件付きで受理、追加データ提出を要求

その他

米国の地上輸送委員会(STB)は、ユニオン・パシフィック(UP)とノーフォーク・サザン(NS)両社による鉄道合併申請を、追加データの提出を条件として受理した。米国の鉄道貨物輸送への影響が大きく、北米向け海コンのインターモーダル動向にも波及する可能性がある。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/breaking-stb-conditionally-accepts-up-ns-rail-merger-application-wants-more-data

11. 日本フルハーフがジャパントラックショー2026で次世代冷凍車を披露

その他

国内トレーラー大手の日本フルハーフが、ジャパントラックショー2026で約15年ぶりにモデルチェンジした冷凍車「ReeferAce(リーファーエース)」を展示した。断熱性能を従来比約15%向上させたのが特徴で、商用車市場の技術競争を牽引する内容となっている。
https://fullload.bestcarweb.jp/reports/392386

今日のまとめ

中東情勢ではホルムズ海峡危機が一段と緊迫化し、米軍の攻撃や商船の通航断念、対イラン制裁強化が相次ぐ一方、米イラン間の停戦延長で大筋合意との報道や燃料価格下落など沈静化期待も交錯し、コンテナ航路の不確実性が高止まりした一日となった。海運業界ではPIL(パシフィック・インターナショナル・ライン)会長の一時離任を招いた米司法省のカルテル訴訟や、ソロング衝突事故での責任制限容認判決など司法面の動きも目立った。脱炭素分野ではバレンシア・寧波両港のグリーンコリドー実施合意で欧州・中国間航路の脱炭素化が実装段階へ進展した。


ここ1週間のまとめ

中東情勢の緊迫化が週を通じて最大の焦点となり、ホルムズ海峡の混乱や米軍によるイラン港湾封鎖などを背景に、パナマ運河の逼迫や保険料・運賃の上昇圧力が高まった。CMA CGM(仏大手コンテナ船社)によるアジア欧州向け運賃引き上げや繁忙期サーチャージ新設が相次ぎ、Drewry(英海運調査会社)の世界コンテナ運賃指数も上昇し、繁忙期入り前倒しの兆候が鮮明となった。米司法省による中国製コンテナメーカーへの価格カルテル起訴は信佳集装箱(シンガポール拠点のコンテナ製造大手)会長の要職一時退任にまで波及し、業界に波紋を広げた。船腹逼迫を受けたばら積み船からコンテナ船への改造や制裁対象船の解撤承認など供給側調整が活発化する一方、IMO(国際海事機関)の自律運航船枠組み採択や三井E&Sの港湾クレーン増産など中長期の構造変化も進展した。国内ではトヨタのコンテナ物流効率化事業承継や横浜港でのヒアリ確認など、効率化と現場リスク管理の両面で注目すべき動きが目立った。


海コン部会

神戸ウォーターフロント京橋地区 波止場町緑地整備・運営事業 優先交渉権者の決定(神戸市港湾局)
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/post-1014.html

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