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2026/05/31

【海コン業界ニュース】05/31 まとめ

今日のニュース

1. 米軍、ホルムズ海峡で指示に従わない商船は敵対標的扱いの可能性と警告

国際海運

米軍がホルムズ海峡周辺を航行する商船に対し、米軍の指示に従わない船舶は敵対的標的として扱う可能性があると警告した。海峡封鎖が4カ月目に入り、国際コンテナ船を含む商船航行に対するリスクと航路の不安定化が一段と懸念される展開となっている。
https://gcaptain.com/u-s-warns-ships-ignoring-orders-in-hormuz-may-be-treated-as-threats/

2. アングロ・イースタンがホルムズ海峡長期混乱で船隊安全対策を強化

国際海運

船舶管理大手のアングロ・イースタンが、ホルムズ海峡封鎖が4カ月目に突入する中、グローバル・セキュリティ・デスク(GSD)を通じた船隊の安全対策を一段と強化していると明らかにした。中東情勢の長期化を踏まえ、運航リスク管理体制の見直しを急ピッチで進めている。
(英語)https://container-news.com/anglo-eastern-strengthens-fleet-security-as-hormuz-disruption-continues/

3. エバーグリーン、最大6,551万ドル規模で新コンテナ1万8千本の調達を承認

国際海運

台湾の大手コンテナ船社エバーグリーンが、最大6,551万米ドル規模となる新コンテナ18,000本の調達計画を承認した。需要回復や老朽機材の更新に対応した機材増強策の一環で、アジア発着の輸送キャパシティの底上げに直結する動きとして注目される。
(英語)https://container-news.com/evergreen-approves-order-for-18000-new-containers/

4. リオデジャネイロ港、航路浚渫工事を完了し大型コンテナ船受け入れ可能に

国際海運

ブラジルのリオデジャネイロ港が、約3,200万米ドルを投じた航路の浚渫および港湾改良工事を完了し、より大型のコンテナ船を受け入れられる体制を整えた。南米東岸向け基幹航路における寄港能力の強化につながり、地域全体の輸送効率向上が期待される状況だ。
(英語)https://container-news.com/rio-de-janeiro-port-upgrades-channel-to-receive-larger-vessels/

5. 海コン運転手が語る自動運転トラックへの複雑な本音

国内陸送

現役の海上コンテナ運転手が、自動運転トラック導入に対する複雑な本音を語った。仕事を奪われるのではないかという懸念がある一方、深刻なドライバー不足への対応策として、一定の必要性も認めざるを得ないという声が現場から出ている実態が浮かび上がっている。
https://fullload.bestcarweb.jp/392447

6. 米国港湾、今後の必要投資67億ドル不足で国際物流への影響懸念

その他

米国港湾事業者団体NAWE(全米沿岸雇用者協会)が、米国港湾は今後数年間で67億米ドル規模の投資ギャップに直面すると警告した。インフラ整備の遅れが、コンテナ取扱能力や日本発着貨物を含む国際物流の効率に影を落とす懸念が高まる事態となっている。
(英語)https://container-news.com/us-ports-face-us6-7bn-investment-gap/

7. COSCOタンカーのジョーンズ法免除利用に米海事業界が強く反発

その他

中国系大手海運COSCO(中国遠洋海運集団)のタンカーが、トランプ政権による緊急ジョーンズ法免除を利用し米ルイジアナ州からコネチカット州へアスファルトを輸送した件で、米海事業界団体が強く反発している。免除拡大の是非を巡る論争が一段と過熱する展開となってきた。
https://gcaptain.com/chinese-cosco-tanker-delivers-asphalt-to-connecticut-under-jones-act-waiver/

今日のまとめ

ホルムズ海峡封鎖の長期化を背景に、米軍の警告やアングロ・イースタン(船舶管理大手)の安全対策強化など、運航リスクへの対応が大きな焦点となっている。一方でエバーグリーン(台湾の大手コンテナ船社)の機材増強やリオデジャネイロ港の大型船受け入れ整備など、輸送能力拡充に向けた前向きな動きも目立った。米国側ではNAWE(全米沿岸雇用者協会)が指摘する港湾投資不足やCOSCO(中国遠洋海運集団)のジョーンズ法免除を巡る摩擦など、インフラと制度面の課題が浮き彫りとなっている。
※ 週末は業界メディア・政府機関の配信が少ないため、本日は掲載本数が通常より少なくなっています。


ここ1週間のまとめ

中東情勢ではホルムズ海峡を巡る米イラン対立が一週間を通じて市況を揺さぶり、米軍による港湾封鎖で商船100隻が航路変更を強いられる一方、停戦延長合意の報道もあり先行き不透明感が高止まりした。アジア欧州航路の運賃急騰やDrewry(英国の海運調査会社)公表のアジア域内指数2%上昇など運賃指標は上振れし、コンテナ船需給逼迫を背景にばら積み船からの改造発注の動きも浮上した。コンテナ船ダリの22.5億ドル和解でP&I(船主責任保険組合)が過去最大級の損失を計上し、米司法省のカルテル捜査ではPIL(シンガポールのコンテナ船社)会長の一時離任など司法・規制リスクが鮮明となった。脱炭素分野ではロッテルダム港のアンモニア燃料補給実証やバレンシア・寧波両港のグリーンコリドー合意、IMO(国際海事機関)による自動運航船の安全基準策定など制度・技術両面で前進が見られた。国内では国土交通省による港湾BCPガイドライン改訂や中小物流事業者支援、日本郵便とT2(自動運転トラック開発スタートアップ)の自動運転実証など、物流の生産性向上策が相次いだ。

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