今日のニュース
1. Drewry WCIが23%急騰、ピークシーズン前倒しで運賃押し上げ
Drewry(英国の海運調査会社)が公表するWorld Container Index(WCI)が前週比23%急騰した。例年より早い荷動きの活発化を背景にコンテナ運賃が大幅に押し上げられた格好で、米国の関税動向を見据えた前倒し出荷が要因とされる。日本発着航路にも波及が予想される。
(英語)https://container-news.com/drewry-wci-jumps-23-as-early-peak-season-drives-freight-rates-higher/
2. 日本主要6港の3月外貿コンテナ取扱量、121万TEUを記録
日本の主要6港における3月の外貿コンテナ取扱量が121万TEUに達したことが明らかになった。海コン陸送事業者にとって国内貨物量の動向を把握する基礎指標となるデータであり、ピークシーズン前倒しの傾向と合わせ今後の動きを占ううえで注目される。
(英語)https://container-news.com/japans-major-ports-handle-1-21-million-teus-in-march/
3. CMA CGMがインド亜大陸発の運賃を引き上げ、欧州・中南米・北アフリカ向けに適用
CMA CGM(フランス大手コンテナ船社)がインド亜大陸を起点とする中南米、欧州、北アフリカ向けのFAK(品目無差別)運賃を引き上げる。荷動きの活発化と船腹需給の引き締まりを反映した措置で、日本の荷主にとっても他航路への波及や仕入れコスト上昇への警戒が必要となる。
(英語)https://container-news.com/cma-cgm-raises-fak-rates-from-indian-subcontinent-to-latin-america-europe-and-north-africa/
4. CMA CGMが中国・恒力重工に6,000TEU型コンテナ船8隻を新造発注か
CMA CGM(フランス大手コンテナ船社)が中国の恒力重工業に6,000TEU型コンテナ船8隻を発注した模様だと報じられた。同社の発注残はすでに業界最大規模に達しており、今回の追加で船腹拡大ペースは一段と加速する。中長期の需給と運賃水準への影響が注目される。
https://splash247.com/cma-cgm-linked-to-fresh-boxship-series-at-hengli/
5. 極東-インド航路の共同運航が再編、4社体制が分割へ
Emirates Shipping、エバーグリーン(台湾大手)、Gold Star、KMTCの4社が共同運航する極東-インド航路コンテナサービスが分割・再編される見通しとなった。各社が独自配船に動くことでサービス網が大きく変化し、当該航路を利用する日本の荷主にとって配船・運航スケジュールへの影響が見込まれる。
(英語)https://container-news.com/far-east-india-partnership-reshaped-as-carriers-split-joint-service/
6. 中国-南アフリカ航路、エバーグリーンとPILの撤退で勢力図に変化
中国-南アフリカ間のコンテナ航路網について、エバーグリーン(台湾大手)とPIL(シンガポール大手)が撤退することが明らかになった。これまでの5社2ループ体制が崩れ、残存船社による配船見直しが進む見通しで、極東-アフリカ間の運賃や輸送リードタイムに変化が生じる可能性がある。
(英語)https://container-news.com/china-south-africa-service-network-reshaped-after-evergreen-and-pil-exit/
7. マースクがメタノール対応新造船「Tema Mærsk」を受領、WinGD製二元燃料機関を搭載
マースク(デンマーク大手コンテナ船社)がメタノール燃料対応の新造コンテナ船「Tema Mærsk」を受領した。主機関にはWinGD(スイスの大型船舶用エンジンメーカー)製の二元燃料エンジンを採用し、コンテナ海運の脱炭素対応が一段と進んだことを示す事例となった。
(英語)https://container-news.com/wingd-powers-new-maersk-methanol-vessel/
8. BIMCOが船員証明書のデジタル化推進憲章を発足
BIMCO(世界最大の国際海運業界団体)が船員証明書のデジタル化を加速する憲章を立ち上げた。船員資格・証書類の電子化を国際的に標準化することを目指し、賛同船主や港湾当局の参画を募る。乗組員交代や港湾手続きの効率化が進めば、コンテナ船の運航効率にも波及する見込みだ。
(英語)https://container-news.com/bimco-launches-charter-to-accelerate-digital-seafarer-certificates/
9. バハマがブロックチェーン基盤の電子船員手帳を導入
バハマ海事庁(BMA)が、ブロックチェーン技術を活用したデジタル船員手帳の運用を開始したと発表した。改ざん防止性能の高い船員履歴管理を実現する仕組みで、便宜置籍船として運航される多くのコンテナ船への導入が進めば、海運業界全体のデジタル化を後押しすることになる。
(英語)https://container-news.com/bahamas-launches-blockchain-based-digital-seafarer-record-book/
10. 住友ゴムがトラック・バス用スタッドレス「SP011」を8月発売、リトレッド促進も視野
住友ゴム工業がDUNLOPブランドで展開するトラック・バス用スタッドレスタイヤ「SP011」を8月に発売する。氷上発進性能とライフ性能を高次元で両立し、リトレッド(更生)促進も意識した設計が特徴で、海上コンテナ輸送を担うトレーラー事業者の冬季運行にも関わる新製品だ。
https://fullload.bestcarweb.jp/reports/392481
今日のまとめ
米国関税を見据えた前倒し出荷でDrewry WCIが23%急騰し、ピークシーズン到来による運賃高と日本主要港の取扱量増加が並行して進んでいる。一方でCMA CGMの大型新造発注や極東発インド・南アフリカ航路の共同運航再編など、中長期の船腹拡大とサービス網再構築の動きも目立った。さらにメタノール燃料船受領や船員証明書のデジタル化推進など、脱炭素・DX分野でも具体的な進展が見られた一日である。
※ 週末は業界メディア・政府機関の配信が少ないため、本日は掲載本数が通常より少なくなっています。
ここ1週間のまとめ
過去1週間はピークシーズン本格化と中東情勢緊迫化を背景に運賃が急騰し、SCFI(上海輸出コンテナ運賃指数)が2,726.48まで急伸、アジア発米国向けスポット運賃はイラン関連の戦闘開始以降109%上昇した。MSC(スイス系世界最大手コンテナ船社)、CMA CGM(仏大手)、マースク、ONE(邦船3社合弁のオーシャン・ネットワーク・エクスプレス)が相次ぎピークシーズンサーチャージや燃料調整費を改定し、荷主のコスト負担が拡大している。地政学面ではホルムズ海峡周辺での米軍によるイラン関連船舶の無力化や、イラク沖でのMSC運航船被弾など緊張が継続した。脱炭素では川崎汽船のLNG二元燃料自動車船発注、ハパックロイド(独大手)とSeaspan(コンテナ船貸渡し大手)のメタノール改修完了、HD現代(韓国造船大手)の原子力推進船基本承認取得など中長期投資も進展した。国内では阪神港と佐賀・伊万里港の国際フィーダー連携、自動点呼導入による省人化、公正取引委員会の下請取引監視強化など、効率化と適正化の動きが目立った。
この記事はAIが外部ニュースソースから自動収集・要約したものです。正確な情報は各元記事をご確認ください。