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海コンお役立ち情報

2026/06/09

【海コン業界ニュース】06/09 まとめ

今日のニュース

1. コンテナ運賃が中東情勢の混乱を尻目に急騰、4月積み高は前年超え

国際海運

FreightWavesによると、ペルシャ湾岸の緊張が世界のコンテナ貨物量を大きく崩していない一方で、コンテナ船社各社の運賃は急上昇している。4月の輸送量は前年同月を上回り、地政学リスクを背景に運賃指数も再び上向く展開となっている。詳細は元記事参照。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/containers-say-hold-my-disruptions-as-ocean-rates-surge

2. フーシ派の紅海脅迫がイスラエル攻撃で再燃、原油市場への波及懸念

国際海運

gCaptainの報道によると、イラン支援のフーシ派は、イスラエルがイランへの軍事攻撃を再開したことを受け、イスラエル関連の船舶を紅海から締め出すと表明した。世界の海運と原油市場では新たな供給混乱への警戒感が一段と高まっている。
https://gcaptain.com/why-the-iran-aligned-houthis-threatening-red-sea-shipping-could-mean-more-for-the-oil-market-this-time/

3. イスラエル・イラン軍事衝突にフーシ派が参戦、海運リスクが拡大

国際海運

Splash247によると、イスラエルがイラン南西部の石油化学施設や軍事拠点を空爆したことで中東情勢が急速に悪化している。ホルムズ海峡の混乱や紅海入口での新たな脅威に直面する世界の海運市場にとって、フーシ派の参戦は追加的なリスク要因となっている。
https://splash247.com/houthis-enter-the-fray-as-israel-and-iran-trade-missiles/

4. パナマ運河が新パナマックス閘門の喫水を再制限、干ばつ危機の再来を警戒

国際海運

パナマ運河庁は7月3日から新パナマックス閘門を通航する船舶の最大認可喫水を引き下げると発表した。降水量の減少を背景とした措置で、前回の干ばつ危機で生じた大規模な海運混乱の再来を懸念する声が世界中の海運業界で広がっている。
https://splash247.com/panama-canal-draft-cut-revives-memories-of-drought-crisis/

5. 米コンテナ輸入が一時的に増勢、関税変更前の駆け込み需要で6月も前年超え

国際海運

gCaptainによると、米国のコンテナ輸入は、小売各社が関税変更や輸送費上昇を見越して出荷を前倒ししているため、6月も前年同月比で増加する見通しだ。ただしその後は数量が鈍化に転じるとの予測が示されており、駆け込み需要の反動による調整局面入りが懸念されている。
https://gcaptain.com/u-s-container-imports-get-temporary-boost-before-expected-slowdown/

6. 米上院議員が中国関連船舶への入港料復活をトランプ政権に要請

国際海運

gCaptainによると、米国のマーク・ケリー上院議員(民主・アリゾナ州)とエリザベス・ウォーレン上院議員(民主・マサチューセッツ州)が、停止中の中国関連船舶向け入港料を再導入するようトランプ政権に圧力をかけている。米国の造船業再建に不可欠との主張だ。
https://gcaptain.com/senators-urge-trump-administration-to-reinstate-port-fees-on-chinese-ships/

7. APMターミナルズがロッテルダム港マースフラクテIIで鉄道荷役能力を縮小へ

国際海運

APMターミナルズ(マースクグループ傘下の世界的港湾運営会社)が、ロッテルダム港マースフラクテII拠点で進める拡張工事と新システムの試験運転にともない、鉄道荷役能力を一時的に縮小する方針を示した。欧州内陸輸送への影響が懸念されている。
(英語)https://container-news.com/apm-terminals-expansion-to-cut-rail-capacity-at-maasvlakte-ii/

8. 低炭素型ディーゼルトラック導入補助金の公募開始、国交省が令和8年度事業

政治・行政

国土交通省は、令和8年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金のうち、低炭素型ディーゼルトラックの普及加速化事業について公募を開始した。海上コンテナ陸送を担うトラック事業者の脱炭素投資を後押しする狙いで、車両更新の動きが加速しそうだ。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000355.html

9. 国交省が高速道路料金のあり方を議論、第72回国土幹線道路部会を開催

政治・行政

国土交通省は、社会資本整備審議会道路分科会の第72回国土幹線道路部会を開催し、高速道路料金等のあり方について議論する方針だ。海上コンテナ陸送を含む幹線物流のコスト構造に直結する議論であり、トラック事業者や荷主の関心も高い。
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_002104.html

10. HJSCが1万TEU型バイオ燃料コンテナ船の基本承認を韓国船級から取得

その他

HJSC(旧韓進重工業、韓国の造船会社)は、バイオ燃料を主機燃料に用いる1万TEU積みコンテナ船の設計について、韓国船級協会(KR)から基本承認(AiP)を取得した。脱炭素対応の代替燃料船として国際コンテナ海運の選択肢拡大に寄与する見込みだ。
(英語)https://container-news.com/hjsc-wins-aip-for-10000-teu-biofuel-powered-container-ship/

11. ABSがIMOの中期措置と海運脱炭素化に向けた技術的見解を公表

その他

米国船級協会ABSは、海運業界向けの公開書簡を通じて、脱炭素化に向けた国際的な枠組み構築を支援するため、データに基づく現実的な手法を提示した。IMOの中期措置策定に関する技術的見解をまとめた内容で、業界各社の対応戦略の参考となる。
https://gcaptain.com/abs-sets-out-technical-view-on-imo-mid-term-measures-and-pathway-to-decarbonization/

12. 米国で関税逃れの通関詐欺案件が急増、内部告発が摘発を後押し

その他

FreightWavesによると、米国で輸入関税の支払いを回避する詐欺行為を告発する虚偽請求取締法(False Claims Act)に基づく訴訟が増加している。関税引き上げを背景に内部告発者の動きが活発化しており、輸入業者のリスク管理が改めて問われる局面だ。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/customs-fraud-cases-surge-as-whistleblowers-target-tariff-evasion

今日のまとめ

中東情勢の悪化を受けてフーシ派による紅海脅迫が再燃し、ホルムズ海峡や紅海周辺の海運リスクが高まる中、コンテナ運賃は急騰し、米国向け輸入も関税変更前の駆け込み需要で押し上げられている。一方、パナマ運河の喫水制限再開や国際海事機関(IMO)の中期措置を巡る議論、バイオ燃料船の基本承認など、地政学リスクと脱炭素対応が同時並行で海運業界の課題として顕在化している。国内では国土交通省による低炭素型トラック補助や高速道路料金の議論が進み、コンテナ陸送の脱炭素化とコスト構造改革に向けた動きも目立った。


ここ1週間のまとめ

中東情勢の緊迫化と早期化したピークシーズン需要を背景に、SCFI(上海輸出コンテナ運賃指数)やDrewry WCI(英調査会社の世界コンテナ運賃指数)が急騰し、アジア発米国向け運賃は数週間で109%上昇するなど主要航路で運賃高騰が顕著となった。MSC(スイス本拠の世界最大手コンテナ船社)船のイラク沖被弾やホルムズ海峡を巡る米軍の動きが続き、地政学リスクが運賃・保険料に波及している。CMA CGM(仏大手)やマースク、ONE(邦船3社合弁)など主要船社はピークシーズン・サーチャージ拡大や航路再編を相次ぎ打ち出し、極東-インド・南アフリカ航路では共同運航解消の動きも出た。脱炭素対応では川崎汽船のLNG二元燃料船発注やマースクのメタノール新造船受領、HD現代(韓国造船最大手)の原子力推進船基本承認など中長期投資が活発化した。一方、米国の強制労働を理由とした追加関税案など通商摩擦も継続し、国内では阪神港と伊万里港の連携や自動点呼導入による省人化が進んだ。


海コン部会

夢洲4号線水道管撤去工事に伴う交通規制について
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/post-1020.html

6/9(火) PC18【植検作業予定時間】
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/69-pc18.html

「みなとHANABI2026-神戸を彩る5日間-」~協賛企業・団体、協力事業者を募集します~(神戸市港湾局)
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/hanabi2026–.html

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