今日のニュース
1. グローバルコンテナスポット運賃が前週比9%急騰、東西主要航路で需給逼迫が加速
Drewryの最新週次指数によると、トランスパシフィックおよびアジア欧州を含む東西主要航路でコンテナスポット運賃が前週比9%上昇した。ピークシーズン需要の本格化と船腹タイト化が重なり、荷主やフォワーダーにとって厳しいコスト環境が当面継続するとの見方が広がっている。
https://gcaptain.com/global-container-spot-rates-jump-9-as-transpacific-asia-europe-trades-tighten/
2. アジア発米国向けコンテナ運賃が7,900ドルを突破、ホルムズではなくピーク需要が主因
アジアから米国向けの海上コンテナスポット運賃が1TEU当たり7,900ドルを超えた。ホルムズ海峡情勢の沈静化は直接の要因ではなく、ピークシーズン需要の本格拡大と荷動き増加が主因だ。高運賃環境は当面続くとみられ、米国向け輸出を手がける日本企業にも影響が及ぶ。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/hormuz-in-the-rearview-as-asia-us-ocean-container-rates-soar-past-7900
3. ハパックロイドがインド亜大陸・パキスタン発北米向けに一般運賃値上げを実施
ハパックロイドは、インド亜大陸およびパキスタン発北米向けコンテナ輸送に対して、一般運賃値上げ(GRI)の実施を発表した。旺盛な需要と需給タイト化を背景とした措置で、現地輸出企業および日本向けの関連荷主への影響が懸念される。アジア発の運賃上昇が広範囲に広がっている。
(英語)https://container-news.com/hapag-lloyd-announces-gri-from-indian-subcontinent-and-pakistan-to-north-america/
4. ZIMがアジア発南米東岸向けに新定期コンテナサービス「ファルコン」を開設
ZIMインテグレーテッドシッピングは、アジアと南米東岸を結ぶ新定期コンテナサービス「ファルコン(Falcon)」を立ち上げた。需要が堅調に拡大している同航路への輸送力増強が目的で、既存航路より輸送時間の短縮も期待され、日本を含むアジア輸出企業の選択肢が広がる。
(英語)https://container-news.com/zim-launches-falcon-service-linking-asia-with-south-americas-east-coast/
5. ペルー裁判所が中国系企業運営のチャンカイ港に政府管理を命令、米中の港湾覇権争いに波及
ペルーの裁判所が、中国の招商局港口(CMPort)が運営するリマ近郊のチャンカイ港に対し、政府による監督を命じる判決を下した。チャンカイ港は南米太平洋岸最大規模のコンテナ港として整備が進む戦略拠点であり、同判決は中国の影響力拡大を警戒する米国にとって有利な結果となった。
https://gcaptain.com/peru-court-hands-washington-a-win-in-fight-over-chinese-owned-chancay-port/
6. 国交省が中央回廊カスピ海ルートの春夏期実証輸送の参加事業者を選定
国土交通省は、ロシア迂回の代替輸送路として注目される「中央回廊カスピ海ルート」(中国発→中央アジア→カスピ海→コーカサス→欧州方面)の春夏期実証輸送に向け、参加事業者の選定を完了した。過去の実証成果を発展・深化させることが目的で、欧州向けコンテナ輸送における日本企業のルート多様化を後押しする。
http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_001029.html
7. 東京港の2026年3月外貿コンテナ取扱量が前年比0.8%減の約35万4千TEU
東京港において2026年3月の外貿コンテナ取扱量は35万3,773TEUとなり、前年同月比で0.8%の小幅減少となった。わずかな落ち込みにとどまるものの、国内屈指の外貿拠点港における荷動き動向として、海コン陸送業者や港湾関係者が注視している。
(英語)https://container-news.com/port-of-tokyos-foreign-container-traffic-slips-0-8-in-march/
今日のまとめ
東西主要航路のコンテナスポット運賃が前週比9%急騰し、アジア発米国向けでは1TEU当たり7,900ドルを突破するなど、ピークシーズン需要を背景とした運賃上昇が世界規模で顕著だ。ハパックロイド(ドイツの大手海運会社)によるインド亜大陸・パキスタン発北米向けの値上げ実施など、上昇圧力は複数の航路に広がっており、荷主・フォワーダーにとって厳しいコスト環境が続いている。一方、ZIMインテグレーテッドシッピング(イスラエルの海運会社)のアジア・南米東岸間新航路開設や国土交通省による中央回廊カスピ海ルートの実証推進など、輸送選択肢の多様化に向けた動きも並行して進んだ。
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ここ1週間のまとめ
ホルムズ海峡では複数の商船が攻撃を受け、航路上に約80個の機雷が存在するとの推計も明らかになるなど、地政学リスクの高まりが一週間の最大の焦点となった。米・イラン間の緊張が米軍の追加空爆まで発展する一方、週末にはドーハで技術協議が始まり正常化に向けた交渉も動き出した。こうした情勢を背景にドルーリー(英国の海運調査会社)の世界コンテナ指数が22か月ぶりの高値を記録し、中国発米国向けスポット運賃は3月比で3倍超に急騰した。需要面では対米追加関税を前にした荷主の前倒し発注が運賃上昇を増幅させており、マースク(世界第2位のコンテナ船社)は通期業績見通しを黒字転換へと上方修正した。一方、MSC(地中海海運)のインドへの大型ターミナル投資やCMA CGM(フランスの大手コンテナ船社)のオマーン港湾開発合意など、主要船社によるインフラ投資も相次いだ。日本海事協会(ClassNK)が建造段階のカーボンフットプリント認証制度を世界で初めて創設するなど、脱炭素化に向けた取り組みも着実に進展した。
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海コン部会
7/3(金) PC18【植検作業予定時間】
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/73-pc18.html
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