今日のニュース
1. ホルムズ海峡、通航停止から「管理された回復」へ移行
ホルムズ海峡の船舶通航量が増加傾向にあり、数か月にわたる混乱から商業航行が正常化へ向かう最も明確な兆候が現れている。数千人の船員が依然として足止めされ、特別な制限下での運用が続くなか、海事リスク専門家は現状を「管理された回復」の段階と評価している。
https://splash247.com/hormuz-moves-from-shutdown-to-managed-recovery/
2. シンガポール籍コンテナ船、IRGC警告再発令直後にオマーン沖で被弾
イランの革命防衛隊(IRGC)が商業船舶向けのホルムズ海峡通航警告を再発令した数時間後、シンガポール船籍のコンテナ船がオマーン沖で不明の飛翔体に被弾した。海峡が再開局面にあるなかでの攻撃であり、商業航行への脅威が依然として継続していることを示した。
https://gcaptain.com/ship-hit-off-oman-after-irgc-renewed-hormuz-transit-warnings/
3. IRGCの通航警告再発令を受け、ホルムズ海峡で商船が相次いで引き返す
イランの革命防衛隊が商業船舶向けの通航警告を更新したのを受け、ホルムズ海峡を航行中の商船が引き返す動きが相次いだと報じられた。再開の兆しが見えていた海峡通航の脆弱性が改めて浮き彫りになり、コンテナ船の迂回コスト増加とサプライチェーン混乱の再燃が懸念される。
https://gcaptain.com/ships-turn-back-in-strait-of-hormuz-as-irgc-renews-transit-warnings/
4. サウジアラビアのラスタヌーラ原油港が再稼働へ、湾内航行回復の節目に
中東紛争後の供給回復を進めるサウジアラビアが、ペルシャ湾内の巨大な原油積み出し拠点であるラスタヌーラ港での荷役を再開する見通しとなった。タンカーを含む湾内の船舶通航正常化において重要な節目と位置づけられており、広域的な海上物流の復旧を後押しする。
https://gcaptain.com/major-saudi-oil-terminal-to-restart-as-gulf-reboot-ramps-up/
5. 日本発米国向け海上コンテナ貨物量、2026年5月は前年比11.3%減・前月比24.0%減
デカルト・データマインが集計した統計によると、2026年5月の日本発米国向け海上コンテナ貨物量(20フィートコンテナ換算)は前年同月比11.3%減、前月比では24.0%減と大幅に落ち込んだ。高関税措置を背景とした需要減退により、対米輸出の停滞が改めて数値で裏付けられた。
https://www.lnews.jp/2026/06/s0625704.html
6. ロングビーチ港のコンテナ輸入、2026年5月に前年比40%増で過去最高水準
米国最大のコンテナ港湾であるロングビーチ港が2026年5月に記録的な輸入増を達成した。経済・地政学的な不確実性が高まる環境にもかかわらず輸入量が急伸しており、関税引き上げ前の前倒し積み出しが主因とみられる。日本を含む輸出国の対米輸出動向を考えるうえで参考となる指標だ。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/uncertainty-imports-surge-40-at-busiest-u-s-container-gateway
7. 2025年の洋上コンテナ落下数が前年比倍増、絶対量は貿易全体のごくわずか
業界団体の最新報告によれば、2025年に海上で失われたコンテナの数が前年の2倍以上に増加した。複数の大規模海難事故や悪天候の多発が主因とされる。世界の貿易量に占める絶対数は依然として極めて小さいものの、荷主や保険会社にとっては貨物リスク管理上の重要な指標となる。
https://gcaptain.com/container-losses-at-sea-more-than-doubled-in-2025-but-remain-a-tiny-fraction-of-global-trade/
8. グローバル・シップ・リース、中型コンテナ船5隻を追加発注・総額約4.13億ドル
ニューヨーク上場のコンテナ船保有会社グローバル・シップ・リースが新造船プログラムを拡充し、中型コンテナ船5隻を追加発注した。総額は約4億1,300万ドルで2029年引き渡し予定。加重平均8.1年の長期用船契約が付帯しており、中長期的な船腹需要への自信を示す発注となった。
https://splash247.com/global-ship-lease-confirms-expanded-newbuild-programme/
9. MPCコンテナ・シップス、エコ設計7,000TEU型船4隻を取得・3年固定用船付き
欧州のコンテナ船保有・運用会社MPCコンテナ・シップスが、環境配慮設計(エコ設計)の7,000TEU型コンテナ船4隻の取得に合意した。各船には3年間の固定レート用船契約が付帯しており、中型コンテナ船市場における堅調な需要と船主の長期収益確保の姿勢を示す取引となった。
(英語)https://container-news.com/mpc-container-ships-acquires-four-7000-teu-vessels/
10. 船舶職員の不足、2030年までに11万3,000人超に拡大の見通し
BIMCOと国際海運会議所が公表した最新の船員労働力報告書によれば、世界の商船隊の運航に必要なSTCW認定職員が2030年までに11万3,000人以上不足する見込みとなっている。商船隊の拡大ペースに対して資格取得者の供給が追いつかない状況が深刻化しており、業界全体での育成強化が急務だ。
https://splash247.com/officer-shortage-risks-exceeding-100000-by-2030/
11. 北極海航路の商業利用に期待感、アリアンツが制裁・地政学リスクに警告
アリアンツ・コマーシャルの報告書によれば、北極海の解氷進行とホルムズ海峡を含む地政学的混乱を背景に、アジア欧州間の代替ルートとして北極航路への関心が高まっている。ただし同海域は商業航行において最もリスクの高い環境の一つであり、制裁問題や地政学的要因が普及の障壁になると警告した。
https://gcaptain.com/allianz-sees-arctic-shipping-boom-potential-but-warns-risks-sanctions-and-geopolitics-could-hamper-growth/
12. カザフのKTZエクスプレスとCOSCO、欧亜輸送回廊での物流協力拡大を協議
カザフスタン鉄道の物流子会社KTZエクスプレスと中国の海運大手COSCOシッピング・ラインズが、欧亜輸送・物流回廊における戦略的協力の拡大に向けた協議を実施した。トランスカスピアン回廊の輸送力強化を目指す動きであり、アジア欧州間のコンテナ貨物フローへの影響が注目される。
(英語)https://container-news.com/ktz-express-and-cosco-shipping-lines-discuss-expanding-logistics-partnership/
今日のまとめ
ホルムズ海峡ではイランの革命防衛隊(IRGC)による通航警告の再発令を受けて商船の引き返しや被弾事案が相次ぎ、「管理された回復」とされる正常化局面でも地政学リスクの高止まりが続いている。米国西岸のロングビーチ港では関税引き上げ前の駆け込み需要により5月の輸入量が前年比40%増と過去最高を記録した一方、日本発米国向け貨物は前月比24%減と落ち込み、輸出入で対照的な動きが目立った。こうした不透明な環境のなかでも、グローバル・シップ・リース(ニューヨーク上場のコンテナ船保有会社)など船主各社による新造船発注が相次ぎ、中長期的な船腹需要への強気姿勢が鮮明となっている。
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ここ1週間のまとめ
今週の海コン業界は、ホルムズ海峡をめぐる情勢が最大の焦点となった。米国とイランが合意して海峡が再開通する一方、イランが再閉鎖を宣言するなど通航の安全状況は依然として流動的で、コンテナ運賃は燃料費の低下にもかかわらず上昇基調を維持した。国際海運会議所(ICS、海運業界の国際団体)の調査でも地政学リスクが4年連続で業界最大の懸念事項に選ばれるなど、不確実性を前提とした経営判断が迫られる局面が続いている。脱炭素化では、ジャパン マリンユナイテッド(JMU、国内大手造船会社)によるメタノール二元燃料大型船の引き渡しや全電動コンテナ船の発注など、代替燃料船の普及が着実に加速した。港湾インフラ面では米東海岸のバージニア港が大規模浚渫工事を完了させて超大型コンテナ船の受け入れ能力を強化し、アジア域内輸送向けのフィーダー船(小型コンテナ船)の新造発注も活発に続いた。安全面では危険物の誤申告に起因するコンテナ船火災が約17日に1件発生しているという実態が明らかになり、規制強化への議論が再燃している。
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海コン部会
夢洲北・南高架橋ゲートの閉鎖時間の変更について(令和8年7月1日~)
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/871.html
海上コンテナ車両の通行ルートについて
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/post-1026.html
6/26(金) PC18【植検作業予定時間】
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/626-pc18.html
(25日確認)台風7号8号によるターミナルオープン情報(神戸港)
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/78.html
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