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2026/05/05

【海コン業界ニュース】05/05 まとめ

今日のニュース

1. 米軍がホルムズ海峡で商船護衛作戦「プロジェクト・フリーダム」を始動

国際海運

米国は3日、ペルシャ湾内で足止めとなっている商船をホルムズ海峡経由で外洋へ誘導するため、海軍と空軍を大規模展開する護衛作戦「プロジェクト・フリーダム」を開始した。初日に米旗船2隻が通峡したが、イラン側は妨害を示唆しており、成果と運航リスクの両面で不透明感が残る。
https://gcaptain.com/u-s-launches-project-freedom-to-escort-ships-out-of-hormuz-as-risks-of-clash-with-iran-loom/

2. ホルムズ海峡で韓国船舶が爆発、UAE油港にもイランのドローン攻撃

国際海運

作戦開始の同日に韓国籍船舶がホルムズ海峡で爆発被害を受け、アラブ首長国連邦の石油港湾にもイランのドローンが着弾し火災が発生した。米国の護衛開始に対するテヘラン側の強硬姿勢が浮き彫りとなり、中東海域を運航する商船のリスクが一段と高まる状況が続いている。
https://gcaptain.com/explosion-hits-ship-as-trumps-hormuz-push-meets-reality/

3. マースクの米国籍RORO船がホルムズ海峡を通過、護衛作戦の試金石に

国際海運

A.P.モラー・マースク(デンマークの世界最大級コンテナ船社)は、月曜の米国護衛通峡作戦に同社の米国籍RORO船「アライアンス・フェアファックス」が参加したと確認した。プロジェクト・フリーダムの実効性を測る重要な試金石となり、各船社の運航判断にも影響を与えそうだ。
https://gcaptain.com/maersk-ship-exits-hormuz-under-u-s-protection/

4. カタールがLNG供給の不可抗力を6月中旬まで延長、ホルムズ封鎖長期化の懸念

国際海運

国営カタールエナジーは、ホルムズ海峡がタンカー航行に対しほぼ閉鎖された状態が続いていることを受け、LNG供給に関する不可抗力宣言を6月中旬まで延長した。世界のエネルギー市場や海上輸送網への波及が懸念され、コンテナ船を含む海上物流のコストにも間接的な影響が及ぶ可能性がある。
https://gcaptain.com/qatar-extends-force-majeure-on-lng-supply-through-mid-june/

5. UAE空域再開も物流正常化進まず、貨物運賃は65%高で推移

国際海運

UAE一般民間航空局は2月末以降の航空交通制限を5月2日に全面解除したものの、便数も貨物運賃も正常化していない。航空運賃は65%上昇しており、海運でもホルムズ海峡迂回などで混乱が続き、中東経由のサプライチェーン全般のコスト押し上げ要因となっている。
http://www.logi-today.com/947325

6. 米中の対イラン制裁衝突、船社・港湾・保険・ドル決済を巻き込む板挟みに

国際海運

中国商務部は2日、米国がイラン原油取引を理由に恒力石化(大連)煉化など中国企業5社へ科した制裁について、国内企業に「承認・執行・遵守してはならない」とする禁令を出した。タンカー寄港、海事保険、米ドル決済、傭船契約、原産地書類など物流の各レイヤーに米中対立が直接降りてきている。
http://www.logi-today.com/947309

7. CMA CGMの世界最大級LNG動力コンテナ船「グラン・パレ」がスエズ運河を初通航

国際海運

CMA CGM(フランスの大手コンテナ船社)の世界最大級LNG動力コンテナ船「CMA CGMグラン・パレ」がスエズ運河を初通航した。運河運営当局は、低炭素対応の大型新造船が紅海ルート復帰の象徴的事例になると位置付けており、アジア欧州航路の運航パターンに変化を示唆する動きとなっている。
(英語)https://container-news.com/suez-canal-welcomes-largest-lng-powered-container-ship-cma-cgm-grand-palais/

8. 2020年代の海上輸送平均距離が10%延伸、トンマイル需要を押し上げ

国際海運

英クラークソン・リサーチによると、2020年代に入って紅海迂回などの混乱を背景に海上貿易の平均輸送距離が10%増加した。昨年の海上輸送量は68兆トンマイルに達しており、船腹需要と船社収益を押し上げる構造変化が定着しつつある状況で、コンテナ航路でも傾向は明確だという。
https://splash247.com/average-distance-of-global-seaborne-trade-has-increased-by-10-during-the-disruptive-2020s/

9. マースクがポルトガル・スペイン・フランス向け燃料サーチャージを改定

国際海運

A.P.モラー・マースクは、ポルトガル、スペイン、フランス向け輸出入貨物に適用する燃料サーチャージを改定した。欧州南西部発着の海上コンテナ運賃に直接反映される内容で、荷主のコスト計算や日本企業の対イベリア半島・対仏取引コストにも影響が及ぶ可能性がある変更となっている。
(英語)https://container-news.com/maersk-updates-fuel-surcharges-in-portugal-spain-and-france/

10. いすゞA&Sがジャパントラックショー2026に快適空間コンセプトを出展

その他

いすゞA&Sは、5月14日から16日にパシフィコ横浜で開催される「ジャパントラックショー2026」のいすゞ自動車・UDトラックス合同ブース内に「いすゞA&Sコーナー」を設け、室内の快適空間を実現するコンセプト車両を出品する。商用車ドライバーの労働環境改善を提案する内容となる。
https://fullload.bestcarweb.jp/news/391977

今日のまとめ

中東情勢が業界全体の最重要テーマとなっており、米国主導のホルムズ海峡護衛作戦「プロジェクト・フリーダム」始動と同日に韓国船爆発やUAE港湾へのドローン攻撃が発生し、カタールのLNG不可抗力延長など運航・エネルギー両面でリスクが拡大しています。これに伴い紅海・ホルムズ迂回で海上輸送の平均距離が10%伸び、燃料サーチャージ改定や米中制裁の応酬による決済・保険面の混乱も加わり、海上物流コストの押し上げ圧力が広範に強まる一日となりました。一方でCMA CGMの大型LNG動力船によるスエズ運河初通航など、紅海ルート復帰を示唆する前向きな動きも見られました。


ここ1週間のまとめ

ホルムズ海峡の事実上の閉鎖長期化と米国のイラン封鎖継続方針、ソマリア沖での海賊再燃が同時進行し、中東・東アフリカ海域の地政学リスクが顕著に高まった一週間となった。一方でDrewry(英海運調査会社)の世界コンテナ指数は3週連続で下落し、船腹過剰と地政学リスクの綱引きの中、ONE(邦船三社出資のコンテナ船社)の通期利益が前年比92%減となるなど船社の収益環境は急速に悪化している。こうした逆風下でもOOCL(香港のコンテナ船社)のLNG燃料船発注、Costamare(ギリシャの船主大手)の大型新造船発注、PSAインターナショナル(シンガポール政府系の港湾運営大手)による中国厦門港出資など、脱炭素化と港湾インフラへの中長期投資は着実に進展した。規制面ではIMO(国際海事機関)の温室効果ガス削減枠組みが米国の反発を退け存続したほか、米連邦海事委員会がOOCLやエバーグリーンに対し船社の契約履行責任を強める裁定を相次いで下した点も注目される。国内では2月の主要6港コンテナ取扱量が前年同月比4.9%増と回復基調を示す一方、軽油価格の急騰や改正物流効率化法に基づくCLO(最高物流責任者)選任義務化への対応が、陸送事業者・荷主双方の経営課題として一段と重みを増している。

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