今日のニュース
1. コンテナ運賃が1週間で1,000ドル急騰、ピーク需要の本格化で
FreightWavesによると、ピーク需要の到来でサーチャージと運賃引き上げの組み合わせにより主要な海上コンテナ運賃が直近1週間で約1,000ドル上昇した。今後さらに追加の引き上げが見込まれており、北米向けなど主要レーンで荷主の調達コスト負担が一段と拡大する展開となりそうだ。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/box-rates-soar-1000-in-one-week-on-peak-rush
2. MSCのコンテナ船、イラク沖で2発の発射体に被弾
スイス系大手コンテナ船社MSCは、コンテナ船「MSC Sariska V」がイラクのウンム・カスル港を出港中に2発の発射体に被弾したと公表した。湾岸地域での船舶を取り巻く治安環境の悪化を示す深刻な事案で、当該海域を通る邦船社の運航にも警戒感が広がる可能性がある。
https://gcaptain.com/msc-confirms-containership-was-hit-twice-by-projectiles-off-iraq/
3. 欧州委員会、海運業者へのCO2二重課金は回避と方針表明
欧州委員会の運輸担当委員アポストロス・ジジコスタス氏が、ギリシャで開幕した海運見本市Posidonia 2026の式典で、欧州ETSとIMO規制の双方で海運企業が二重に炭素料金を負担することはないと明言した。日系船社を含む業界の規制対応コスト見通しに影響する内容となる。
https://splash247.com/brussels-vows-to-shield-shipowners-from-double-carbon-charges/
4. MSCが複数航路でピークシーズンサーチャージを発表
スイス系大手MSCが、二つの主要なトレード回廊でピークシーズンサーチャージ(PSS)の導入を表明した。需要急増に伴う船腹逼迫を反映した動きで、繁忙期の海上輸送コスト負担が一段と重くなる方向だ。日本発着の関連レーンを利用する荷主は適用条件と発効時期の確認が必要となる。
(英語)https://container-news.com/msc-announces-peak-season-surcharges-on-multiple-trade-lanes/
5. ONEが環境サーチャージの対象範囲拡大とバンカーサーチャージ改定
邦船3社合弁のオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)が、規制・料金面に関する複数の更新を公表した。環境サーチャージの適用範囲拡大とバンカーサーチャージの改定が含まれ、日本発着貨物の荷主は新料率の確認と契約・運賃見積もりへの反映対応が求められる内容となっている。
(英語)https://container-news.com/one-updates-environment-surcharge-coverage-and-revises-bunker-surcharge/
6. Swire Shipping、2つの港湾で40フィートコンテナ受け入れを制限
豪英系のSwire Shippingが、2つの港湾で40フィートコンテナを使う出荷を即時制限すると荷主に通告した。背景や代替輸送手段の詳細は公表されておらず、太平洋島嶼や豪州方面で日本発着の関連貨物を扱う荷主・フォワーダーにとってブッキング判断に影響が及ぶ可能性がある。
(英語)https://container-news.com/swire-shipping-restricts-container-acceptance-at-two-ports/
7. マースクが豪・ニュージーランド向け航路でサーチャージを新設・改定
デンマーク船社マースクが、豪州・ニュージーランド向けトレードに関連する3件のタリフ更新を発表した。サーチャージの新規導入と既存料率の調整が含まれており、日本から南太平洋方面に貨物を出すフォワーダーや製造業の荷主は運賃見積もりと適用時期の確認が必要となる。
(英語)https://container-news.com/maersk-introduces-and-updates-surcharges-for-australia-and-new-zealand-trade/
8. ANL、配船ローテーション変更と寄港省略、BAF改定を相次ぎ通知
仏CMA CGM傘下のANLが、配船スケジュール調整と税制タリフ改定の通知を別々に発出した。ローテーションの組み替えと一部寄港省略、BAF(燃料調整係数)の改定が含まれ、関連航路を利用する日系荷主はスケジュール表の確認と運賃計算面で対応が必要だ。
(英語)https://container-news.com/anl-announces-rotation-change-port-omission-and-baf-adjustment/
9. 阪神港と佐賀・伊万里港、国際フィーダー航路活用で連携協定締結
阪神国際港湾が佐賀県の伊万里港振興会と「ブルーアライアンス港」提携の覚書を結んだと発表した。両港を結ぶ国際フィーダー定期航路を活用してコンテナ貨物取扱量の拡大を目指す内容で、九州発着の海上コンテナ集荷ネットワーク強化と内陸ドレージ計画の選択肢拡大が期待される。
http://www.logi-today.com/959282
10. 5月のWebKIT成約運賃指数は137、前年同月比2ポイント上昇
全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合連合会がまとめた求荷求車情報ネットワークWebKITの5月の成約運賃指数は137となり、前年同月比2ポイント上昇した。月末時点の求車登録件数は11万3074件で、トラック運賃の堅調な推移が続いており、海コンドレージにも影響が及ぶ環境にある。
https://www.lnews.jp/2026/06/s0602604.html
11. 公正取引委員会、運賃減額で琉球倉庫運輸に改正前下請法に基づく勧告
公正取引委員会が、下請事業者に支払う運賃を減額していた琉球倉庫運輸に対し、改正前の下請法の規定に基づく勧告を行った。対象期間は2024年1月から2025年11月までで、運送業界の元請・下請取引における運賃適正化に向けた規制当局の監視姿勢が強まっていることを示す事案だ。
https://www.lnews.jp/2026/06/s0602102.html
12. 第19回日EU運輸ハイレベル協議の結果概要を国交省が公表
国土交通省が第19回日EU運輸ハイレベル協議の結果概要を公表した。海上輸送や脱炭素規制を含む運輸分野での協力課題が議題になったとみられ、欧州ETSなど海運関連制度に対する日本側の働きかけや調整の場として、外航コンテナ業界にも影響しうる政府間対話と位置付けられる。
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo05_hh_000416.html
今日のまとめ
ピークシーズン本格化を背景に主要航路でコンテナ運賃やサーチャージの引き上げが相次ぎ、MSC、ONE(邦船3社合弁のオーシャン・ネットワーク・エクスプレス)、マースク、ANL(仏CMA CGM傘下)など主要船社が一斉に料金改定やスケジュール変更を打ち出している。一方、イラク沖でのMSC船被弾や欧州での炭素課金調整など地政学・規制面の動きも目立ち、荷主・フォワーダーにとってコストとリスクの両面で対応が迫られる展開となっている。国内では阪神港と伊万里港の連携やトラック運賃の堅調推移、公正取引委員会による下請取引監視強化など、サプライチェーン全体で構造的な変化が進んでいる状況だ。
ここ1週間のまとめ
中東ではホルムズ海峡封鎖の長期化に加え湾岸でのMSC(地中海船舶、世界最大手のコンテナ船社)船攻撃や米軍による商船無力化が相次ぎ、運航リスクと保険料への波及懸念が一段と高まった。運賃面ではDrewry(英国の海運コンサル)の世界コンテナ運賃指数が4週連続で上昇し、ピークシーズンを前に需給逼迫が鮮明である。経営面ではZIM(イスラエル系船社)の新CEO起用とハパックロイド(ドイツの大手船社)による買収協議継続、PIL(シンガポール拠点の中堅船社)会長の米司法省カルテル訴訟対応での一時離任など司法・再編の動きが目立った。船腹面ではエバーグリーン(台湾の大手船社)の1万8千本のコンテナ調達や制裁対象船の解撤承認、危険物海上輸送賠償条約の2027年発効決定が業界構造に影響を与えた。国内では国土交通省による港湾BCP強化や中小物流事業者支援、日本郵便とT2(自動運転トラック開発スタートアップ)の自動運転実証など効率化と災害対応の取り組みが活発化した一週間であった。
海コン部会
部会ニュース第745号 台風6号(R8年)大阪港 接近に伴うゲートオープン状況について(続報3)
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/745r83.html
令和9年3月31日期限のPSカードの更新手続きについて(情報提供)
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/ps-7.html
台風6号に伴うターミナルオープン状況 14時現在
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/post-1017.html
【KKCT 六甲C-4/5ターミナル 日東物流株式会社】台風6号接近に伴うゲート作業に関するお知らせ
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/—6.html
6/3(水) PC18【植検作業予定時間】
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/63-pc18.html
神戸港KICTターミナル台風6号接近に伴うゲートオープン状況について
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/kict6.html
【部会ニュース第745号 台風6号(R8年)大阪港 接近に伴うゲートオープン状況について(続報)
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/745r8.html
六甲三井倉庫(RC-1/2) 台風6号接近によるゲート対応
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/rc-12-6.html
(速報) 6月2日11時頃、夢洲C12前道路にて、コンテナ車両の接触事故発生
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/-6211.html
【部会ニュース第743,744号 台風6号(R8年)大阪港 接近に伴うゲートオープン状況について(続報)
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/743744r8.html
神戸港ターミナル台風6号接近に伴うゲートオープン状況について
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/6-4.html
6/2(火) PC18【植検作業予定時間】
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/62-pc18.html
ビジターカードを申請されるお客様へ
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/post-1016.html
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