今日のニュース
1. ホルムズ海峡付近で米契約船がイラン軍の攻撃を受けたと報道
米国と契約する船舶が今週、ホルムズ海峡付近でイランによる無人機・ミサイル攻撃を受けたと米メディアが複数の関係筋の話として伝えた。船には米国人要員が乗船していたとされ、同海域では地域情勢を背景に軍事的緊張が続いている。攻撃の詳細や船舶・人員の被害状況について、さらなる情報の確認が待たれる状況である。
https://gcaptain.com/fox-news-iran-attack-hits-u-s-contracted-ship-carrying-american-personnel/
2. ホルムズ海峡の船舶通過、1桁台で低迷
ホルムズ海峡を通過する船舶数が9月16日に4隻となり、前日の7隻から減少していることがデータで示された。直近10日間の平均通過数18隻を大きく下回る水準が続いている。同海峡は世界の原油輸送における主要航路であり、通過数の低迷が今後も続くか注視が必要である。
https://gcaptain.com/strait-of-hormuz-ship-crossings-remain-in-single-digits-data-shows/
3. アジア発米国向け海上コンテナ輸送、8月は2.0%増
デカルト・データマインが米国税関のB/L統計をもとに、2026年8月のアジア主要10か国・地域発米国向け海上コンテナ輸送量が前年同期比2.0%増となったと発表した。同社は米国税関のB/L統計を集計し継続的に往航輸送量を分析している。今後も月次データの推移が米国向け荷動きの動向を把握する指標として注目される見通しである。
https://www.lnews.jp/2026/09/s0916504.html
4. コンテナ船の燃料費、供給不安和らぐも高止まり続く
外航コンテナ船向け燃料の価格が年初来2倍超に上昇した状態が続いている。年前半に供給不安が高まり価格が急騰した一方、その後は供給状況が改善しつつあるという背景がある。もっとも価格自体は依然として高水準にとどまっており、船社の運航コストへの圧迫が当面続くとみられる。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/container-shipping-fuel-prices-remain-elevated-as-supply-fears-ease
5. CMA CGM、揚子江造船に3000億円規模の大型コンテナ船12隻発注へ
フランスの海運大手CMA CGMが、中国の揚子江造船に24000TEU積みメガマックス型コンテナ船を12隻発注する計画が浮上し、総額はおよそ30億ドル規模とみられている。仲介会社が同社と造船所を結び付ける情報を示しており、ライバルのマースクも大型船建造で複数の造船所と交渉しているとされる。今後、両社による超大型船の発注競争が進む可能性がある。
https://splash247.com/cma-cgm-tipped-for-3bn-yangzijiang-megamax-order/
6. 米サバンナ港、8月の輸出コンテナ量が前年比4%増
米サバンナ港の8月コンテナ取扱量は52万9523TEUとなり、輸出量は前年同月比4.2%増加した。輸入量も1.5%増の26万5859TEUとなり、全体としてはほぼ横ばいで前年をわずかに下回る水準にとどまっている。アジア方面の天候やパナマ運河の状況が今後の取扱量に影響を及ぼす要因として挙げられている。
(英語)https://container-news.com/port-of-savannah-exports-rise-4-in-august/
7. 米サバナ港、新会計年度の滑り出しで取扱量100万TEUを突破
米ジョージア州のサバナ港が新会計年度の始めに取扱量100万TEUを記録し、堅調な貨物量の伸びを示した。台風の影響やパナマ運河の水位低下に伴う混乱が続く中での結果であり、周辺物流環境が不安定な状況下でも港の取扱実績が底堅く推移していることがうかがえる。同港は引き続き良好な貨物動向が続くとの見方を示している。
(英語)https://www.freightwaves.com/news/savannah-port-moves-1-million-teus-to-start-fiscal-year
8. ハイアンコンテナ輸送、ベトナム発インド直行の新航路を開設
中国のハイアンコンテナ輸送(Hai An Container Transport)が中国・ベトナム・マレーシア・インドを結ぶ新航路CVIを開設する。同社の国際ネットワーク拡大の一環であり、ベトナムとインド間の直行輸送手段を新たに提供する狙いがある。就航第1便は2026年9月22日に中国・南沙を1781TEU積みの船舶が出港する予定である。
(英語)https://container-news.com/hai-an-launches-direct-vietnam-india-container-service/
9. マースク、TA3ロッテルダム寄港をマースクラインII単一ターミナルに集約
海運大手マースクが欧州―アジア航路TA3サービスにおいて、ロッテルダムでの輸出入寄港をAPMターミナルズ・マースフラクテII単一地点に集約すると発表した。今回の変更は即時に実施され、同港での運航効率向上を狙う措置として位置づけられる。TA3の他の寄港地・航路構成は従来どおり維持される見通しである。
(英語)https://container-news.com/maersk-consolidates-ta3-rotterdam-calls-at-apm-maasvlakte-ii/
10. バングラデシュのパテンガ・コンテナターミナル、荷役生産性で新記録
バングラデシュのRSGT(海運会社レッドシー・ゲートウェイ・ターミナルズ)が運営するチッタゴンのパテンガ・コンテナターミナルが新たな荷役生産性の記録を達成した。フランスの海運大手CMA CGMの船舶「Wanen」号への対応で、1時間あたり最大58回・82TEUの荷役を実現し、総荷役数は900回・1350TEUに達したという。今回はギアレス船を扱った最初の事例としても位置づけられている。
(英語)https://container-news.com/rsgt-sets-new-productivity-benchmark-at-patenga-container-terminal/
11. 軽油の全国平均価格、159.3円に小幅下落
資源エネルギー庁が9月14日時点の石油製品小売市況調査を公表し、軽油の全国平均価格は1リットル159.3円となり、前回の9月7日時点から0.2円下落した。同庁は毎週この調査を実施しており、都道府県別では長崎が170.0円で最も高い水準となった一方、山形など一部地域では価格が低い傾向が示された。
http://www.logi-today.com/1001428
12. 「丸投げ」中長期計画を現場実効性へ、LOGISTICS TODAYがCLO対策会議を開催
物流専門媒体LOGISTICS TODAYは16日、オンラインイベント「CLOからの“丸投げ”対策会議」を開催した。改正物流効率化法に基づく中長期計画がCLOから現場へ丸投げされ空論化しかねない状況を踏まえ、実効性ある運用構築を議論する場として企画された。今後は現場発の取り組みを具体化し、計画を実際のオペレーション改善へつなげていく方向性が示されている。
http://www.logi-today.com/1001473
13. JILS、改正物流効率化法の解説講義を10月9日にオンライン開催
日本ロジスティクスシステム協会が10月9日、無料のオンライン公開講義「中長期計画書の提出について」を開催する。2026年4月に全面施行された改正物流効率化法をテーマとした連続講義の第2回であり、指定事業者に求められる対応を解説する内容である。荷主・物流事業者双方の実務対応を後押しする機会として位置づけられている。
https://www.lnews.jp/2026/09/s0916705.html
14. JILS、特定荷主・物流統括管理者向け情報交換会を東京・名古屋で開催
日本ロジスティクスシステム協会は「特定荷主/物流統括管理者のための情報交換会」を10月21日に東京、10月27日に名古屋で開催する。改正省エネ法に基づく中長期計画の提出と施策実行を控える荷主企業を主な対象として企画された催しである。参加を通じて計画提出に向けた実務対応の理解を深めることが見込まれる。
https://www.lnews.jp/2026/09/s0916502.html
今日のまとめ
ホルムズ海峡周辺では船舶攻撃報道や通過数の急減が相次ぎ、地政学リスクの高まりが海運各社の警戒感を強めている。一方でアジア発米国向け貨物量は増加を続け、CMA CGMの大型船発注や米サバナ港の取扱量拡大など供給体制強化の動きも目立ち、燃料費高止まりが今後のコスト圧迫要因として残る。国内では改正物流効率化法をめぐる説明会や情報交換会が相次いで開催され、現場実効性の確保に向けた議論が進んでいる。
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ここ1週間のまとめ
中東情勢がホルムズ海峡・バブエルマンデブ海峡の双方で緊迫し、船舶攻撃やパイプライン停止、フーシ派の港湾制圧が相次いで発生し、迂回運航や保険料上昇を通じて運賃・航路計画に波及した週である。マースクやハパックロイド(独海運大手)など主要船社は地中海・湾岸・カリブ海など各地で緊急割増料金や燃料サーチャージを相次いで導入し、荷主のコスト負担が広範囲で増加した。一方で米国主要港ではロサンゼルス港・ロングビーチ港がそろって過去最高水準の取扱量を記録するなど、北米向け輸入需要は地政学リスクをよそに底堅さを保った。太平洋航路運賃が上昇する一方でアジア発欧州航路は下落するなど、地域間の需給格差も鮮明になった。並行してモンテビデオ港やムンドラ港でのストライキ、パナマ運河の通航制限、コンテナ海中転落事故など港湾・運河運営面の混乱も各地で表面化した。こうした逼迫と摩擦が続くなかでも、港湾拡張・造船能力強化・自動化設備投資など供給網強靭化に向けた取り組みが官民双方で着実に進んだ週であった。
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海コン部会
9/16(水) PC18【植検作業予定時間】
(阪神港海上コンテナ協会)
https://www.hma-web.or.jp/infomation/916-pc18.html
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